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あれ、BXTの後輪が傾いている? [日常]

中華カーボンフレームのBXTのSL1.0だが、中華カーボンでそろえたハンドルバーが歩道の段差を超える時に派手な音を立てて割れて以来、中華カーボン卒業宣言をして、全パーツをひっぺがして裸のフレームに戻っていただき、いずれ解剖に回す予定だった。しかし、新たに購入したXelius様が気に入った私は、急遽新しいSTIやクランクが欲しくなり、衝動的にR7000のパーツを購入した関係で、余分なパーツが発生してしまった。本来ならエディーメルクスに装着すべきなのだが、未だに修理が始まってもいない。というわけで、余ったパーツを再びBXTに装着して通勤用ロードバイクとして復活させることにした。Escape RX2のスタンドを純正に戻し、取り外したスタンドをBXTに装着して、自立できるようにした。まあ、不安なフレームなのだが、通勤くらいなら途中でフレームが折れても、自転車を担いで帰れるかと。
これで通勤もルンルンだと思って、ふと後輪を見ると、あれ?左に曲がっている?タイヤとチェーンステーとのクリアランスが明らかに左右で異なっており、ホイールが曲がって装着されている事がわかった。さて、最初からこうだったのか?購入時、中華フレームの精度には不安があったので、最初に細かくチェックしたと思うのだが。ホイールを外して軸受けを見ても、特に使用して削れたようには見えない。つまり、最初からこうだったようだ。よくよくみると、ディレイラーハンガーのある右側の軸受けが反対側よりも1mmほど広い。左が10mm程度、右が11mm程度ある。そのため、左は車軸がぴったりはまるが、右はガタガタになっている。この状態でホイールをはめると、チェーンがホイールを前に引っ張っているので、右側の車軸は前よりに動いてしまう。その状態でクイックを締めると、後輪のホイールが左に曲がってついてしまうのだ。これを改善するのは簡単で、クイックを締めるときに、後輪がまっすぐ向くようにホイールをひねってから締めればOKだ。しかし、この方法だと、走行中にずれてしまうのではないかと、ちょっと不安が残る。まあ、通勤で数日使っても、実際にはそんなことは起きなかったが。とはいえ、このガタガタの状態を放置するのも気分が悪いので、修理することにした。要は、ガタが無くなれば良いわけだ。それほど力がかかるわけでもないので、1mm厚のアルミ板を小さく切り出し、セメダインスーパーXで張り付けた。簡単な工作なのだが、実はアルミ片の大きさや貼り付け位置がそれなりに微妙で、3回目でようやくうまく行った。
BXT-rea-right.jpg
ディレイラーハンガー付近の写真。軸受けに銀色に見える部分が、張り付けたアルミ板。

これで無事、後輪はまっすぐ装着されるようになったわけだが、改めて中華フレームの工作精度の低さを思い知らされた。目に見えない部分の工作精度も同様だという事だ。フレームをたたくと、プラスチックのような音がするのもやばい。購入したころはまだ良くわからなかったが、カーボンフレームも4台めともなると、様子がわかってきた。このBXTは「あかんやつや!」。BXTのホームページでは、強度試験の動画があるが、確かになかなか壊れない。しかし、思いっきりしなっていることに気が付いた。やばい。他のカーボンフレームは、たたくともっと金属的な音がする。丁度、薪と備長炭の違いのようだ。本来、プレプレグからエポキシ樹脂を絞り出して、カーボンファイバーの割合が高くなっていれば、備長炭のような金属的な音になるはずだが、BXTはちがう。やっぱり中華はやばいなあと思いながら、一方でDragonBikeの安いカーボンパーツにまたまた心動かされている。基本中華パーツなのだが、台湾の通販サイトが選んだ中華パーツなら、多少はマシなのだろうか?WiggleのBrand-Xのカーボンパーツ程度(これもひどいが)の信頼性はあるのだろうか?などと、マゾッ気が出てくるのだ。なかなか懲りない。

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