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Ritchey Logicは台湾製 [日常]

お正月を挟んだにもかかわらず、ほぼ10日でBIKE24(ドレスデン)からRitchey Logicが届いた。なかなか高速だ。(これよりも前にイギリスの通販に頼んだサドルはまだ届かないのだが。)送料、税金込みで10万円切るくらいのお値段だ(ユーロのレートが最悪のタイミングだった)。アメリカブランドのフレームをドイツから買ったわけだが、さて何処で作っているのだろうと見てみたら、小さなシールにMade in Taiwanとあった。どうやら台湾製らしい。これは一安心だ。アメリカ製という事は無いだろうから、中国製かと思っていたのだが、台湾製ならしっかりしていそうだ。実際、フレームの細部まで確認したが、塗装の剥がれや内側の錆びなど一切なく、溶接も綺麗だ。内側は鉄の色では無いので、何か塗装等の処理をされている感じだ。BIKE24のサイトには、組み上げる前に、さび止め処理をしろと書いてあったので、鉄の素肌むき出しかなあと思っていたのだが、さすが台湾製、しっかりしたものだ。ヘッドチューブとダウンチューブをつなぐ穴が少しずれているが、実害はないので、問題無い。ほぼほぼ完ぺきなつくりだ。ネットでは、高価なイタリアンフレームに錆が出ていた等のトラブル例が出ていたので、心配していたのだが、杞憂だった。
さてさて、49㎝の一番小さいフレームだが、重量は1,666g、カーボンフォークが394gだった。クロモリとしては、かなり軽量のフレームと言えそうだ。持った感じでは、もちろんカーボンフレームに比べればずっしりという感じは否めないが、アルミのフレームとはあまり違わない感じか。手で触った感じでは十分な剛性がありそうだ。少なくともBXTのカーボンフレームのような頼りない感じはしない。あとは実際に組んで乗ってみないとわからない。
色は思ったよりも若干暗かったが、十分綺麗で満足した。付属のヘッドパーツは確かにプラスチック製の部品が含まれており、ちょっと頼りない感じだが、まあ大丈夫か?ただ、仮組みして回してみたところ、ちょっと渋い。確かにネットの評判通り、あまり良いヘッドパーツでは無さそうだ。
さて、まずは内側に錆止めスプレーをぶっかけなければならないのだが、部屋の中ではやりたくないし、外は濡れているし、というわけで週末までに組み上げるのは難しそうだ。シェイクダウンは来週か。
Logic-road.jpg

2020.1.12 追記
防錆スプレーを吹こうと、フレームを持ち上げた瞬間に、腰をグキっとやってしまったので、土曜日のサイクリングが不可能になったので、Logicの組み立てを行った。ブレーキキャリパーとペダルを急遽注文して、組み始めたのは良いのだが、なんとフロントディレイラー装着用のバンドのサイズが適合しないことがわかり、初めてamazonでお急ぎ便で注文した。510円の余分な出費だったが、なんと夜注文して、翌日朝9時には到着したので、無事昼までにはほぼ組みあがった。シートポスト、ステムの選択・調整を行い、ポジション出しもだいたいできた。どうもGIANTのステムはやばそうだと分かったので、今後はもう少しまともなステムに交換する予定だが。基本的にはBXTについていたコンポ、ホイールをそのまま移植した状況だ。
さて、町内一周の印象だが、さすがに乗り心地は良い様だ。一般にクロモリフレームだからと言って特に乗り心地が良いことは無いと言われるが、BXTやXeliusに比べればかなり柔らかいのは確かだろう。BB周りの横剛性もかなり柔らかい印象だが、カーボンフレームと違って、確かにややばねの感じがする。これが、長距離ライドで効果があるのかどうかは、実際に乗ってみないとわからないだろう。重さは、はかりが見つからないので、測定していないが、当然ながら持った感じでもかなり重い。まあ、持ち上がらないほどではないが。
台湾製なので、つくりは良いと書いたが、どうもよくよく見ると、そうでもない。リアのエンド部は、左右はずれていなかったが、上下には少しずれているようで、ブレーキキャリパーの部分でホイールが1mmほど左に振っている。カーボンフレームでこのようなずれがあったものは無い。エンド部の溶接の精度の問題だろう。まあ、この程度のずれなら実走上問題はないと思う。もう少し深刻だったのが、フロントフォークで、コラム部に一部凹みがある点、真円からずれて歪んでいる点、製造時に使用したバルーンが大量に中に残っている点など、これまで購入した中華フレームやフォークに比べても、決して優れたできではない。まあ、クロモリフレームとしては、定価的にもかなり格安のものなので、まあこの程度のやすぶしんという事なのだろう。
Ritchey-Logic-1st.jpg
ほぼ完成。ただ、バルブが腐っているので、タイヤとチューブを交換したい。

2020.1.14 追記
昨日、軽く霞ヶ浦まで行って来た。タイヤはGP4000S2の23㎜+ブチルチューブに換えておいた。さて、このタイヤはさんざん愛用していたので、他のバイクでの印象は良くわかっているが、Logicで感じた乗り心地はずっとソフトであった。やはり、クロモリフレームは乗り心地が良い様だ。ただ、カーボンフレームの乗り心地の良さとは、若干異なる。クロモリでは、フレーム全体がばねの様に跳ねる感じがする。前輪と後輪を硬い板バネでつなぎ、その上に座っている感じだ。バネが適当にしなるので、乗り心地はソフトになるが、振動の収まりがやや悪く、跳ねる感じがするというわけだ。BXTのような柔らかいカーボンフレームでは、同じように振動の減衰が感じられるが、跳ねるのではなく、すっと振動が吸収される感じになる。乗り心地という意味では、カーボン系の振動吸収の方がダンパーが効いていて快適である。しかし、乗り心地が快適になるほど柔らかいカーボンフレームはなかなか無いと思うが。
肝心の漕いだ印象は、25km/h程度でゆっくり走るのであればカーボンもクロモリも無い感じで、良くも悪くも無い。腰を痛めている関係で、真剣に漕げなかったのだが、無風に近い条件だったので、少しだけ気合を入れて、30㎞/h巡行くらいするかと10㎞くらいがんばってみた。30km/hに達するまではしんどい感じがして、軽く加速するXeliusとは違う感じだが、一旦加速すると、妙な感じで維持することは楽では無いが、楽しい感じになった。その結果、しばらく35km/h程度で巡行する事になった。心拍数などから判断すると、決して楽に進んでいるわけでは無さそうだ。実際ちゃんと疲れたが、カーボンには無いやや楽しい漕ぎ心地を体感した。フレームのしなりを利用するとかいうが、別に利用できている感じはしなかった。おそらく、頑張って漕ぐ際の脚への負担がフレームの変形で若干緩和されるという感じだろうか。柔らかいカーボンフレームでも似たような感じになるかも知れない。
帰宅して、バイクをしまおうと持ち上げて再確認した。重い。非常に重い。Xeliusと比べても高々700g程度の差のはずなのだが、この差が結構大きい。まあ、ハンドルバーがアルミなので、そこが少し重いか。車重の違いは体を絞れとも言われるが、機材の重さの差は体重とは異なり、操作感や楽しさにも影響する。で、結論として、次回Logicで行くか、Xeliusで行くか、はたまたDefyで行くかといえば、頑張って高速巡行して楽しむならはXeliusを選びそうだ。しかし、今回出島村の古墳をいくつか見て来たが、そういった楽しみ方をするなら、Logicも悪くない。ゆっくり景色を眺めながら走るなら、ばねの効いたフレームで乗り心地も良く、何よりも、その辺に止めておいても盗まれそうに無い。気軽に駐輪して、見学や買い物ができそうだ。

2020.1.19 追記
今日は、Xeliusからレーシング3とGP5000+ラテックスチューブをひっぺがし、Logicに装着して筑波山に行って来た。このホイールはXeliusに履かせても乗り心地が良いので、フレームの効果とあいまって、最高の乗り心地を期待したのだが、実感としてはXeliusからあまり変化したような気がしない。やはりタイヤの効果が大きいようだ。さて、いつものように不動峠を登ってみると、なかなか調子が良い。じゃあ本気で行きますかと、頑張ったところ、なんとベスト記録が出た。フレームは重いが、この程度の重さの差は、それほど大きな影響はないのかも知れない。もちろん、最近ハムストリングペダリングに切り替えたので、その影響も大きい気がするが、いずれにしても、Xeliusに比べ遅いという感じはしなかった。感覚的な問題だが、ペダリングが若干スムーズだった気がする。力を入れて漕いだ際に、フレームのしなりが良い方向に働いたような印象がある。要は、私のペダリングが下手なのだろう。上手な人ならあまり差は無いのかも知れ無い。いずれにしても、非常に気持ちよく登れ、死にそうなほど心拍が上がった。
これに気を良くして、ついでに岩瀬まで行き、さらに小貝川を下って帰ってきたのだが、なんと小貝川はフルに向かい風で、しかもかなり半端ない向い風で、心底疲れることになった。総距離110㎞でへろへろになったが、確かに100㎞付近から、フレームのしなりが心地よく感じるようになった。Xeliusでこれだけ疲れると、最後は路面の凹凸が体にがつがつと響くのだが、Logicではなぜかやや心地よい。疲れないわけでは無いのだが、疲れ果てた時の感触が優しい感じだ。
まあ、なんだかんだ言って、一番感じたのは、ホイールとタイヤ、チューブの影響が一番大きく、フレームは二次的ということだ。レーシング3はRS21に比べると格段に良い。こうなると、他の軽量ホイールも試してみたくなる。台湾の軽量カーボンホイールが42000円くらいで売っているのを見ると、かなり心動かされる。レーシング3よりも200g近く軽い。


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