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より遠くへより速く、自分の力で [日常]

休日、リンリンロードや霞ヶ浦を走っていると、まあそこそこの格好で、ロードバイクやクロスバイクに乗っている人たちを見かける。私もその一人だ。時折、多分本気になって練習しているのであろう集団も見かける、彼らは競技として自転車を楽しんでいるのだろう。
競技として楽しんでいるのでは無く、かといって、のんびりと霞ケ浦の景色を眺めたり、観光スポットを巡ったりするのでも無く、それなりのウエアを着こんでそこそこのスピードで走っている人は、さて一体何をやっているのか?私がまさにそういう人間なわけだが、類似の人類をそこそこの頻度で見かける。この私の行動を、私の身の回りの人たちは、それなりに理解しているが、だからと言って、行動を共にしようとはしない。まあ、私としても、共に行動したいわけでは無いので、好ましい状況だが、よくよく考えると、理解はするものの、共に行動しないというのは、おそらくは心底理解しているわけでは無いとも言える。高額な自転車を買い、パーツやアイテムにお金をかけ、週末には疲れ果てて吐きそうになるまで自転車に乗るのに、競技には一切興味が無いという私のような人間を、一体何が楽しくてこんな事をやるのか、おそらく理解不能なのだと思う。私自身、自分でもよくわからない。ただ、私の周りで私の行動に理解を示しつつも、行動を共にしない人たちの多くは、私と行動を共にしたことが無い。(自明か?)いや、何が言いたいかというと、おそらく行動を共にすれば、その中の何割かは、このバカげた行動に共感し、おそらく同じ事を始めるのではないかと思うのだ。彼らは、私の行為を見てその行為を理解したつもりになっているだけであり、実際には体験していないから、まわりで傍観できるのだ。
毎週末、およそ100㎞の距離をロードバイクで走っている。これくらいの距離が丁度良い感じになってきた。すぐに乗れる状態のロードバイクが3台ある。乗るたびに、何かを変える。サドルを変えたり、ハンドルを変えたり、ポジションを変えたり、タイヤを変えたり、チューブを変えたり、漕ぎ方を変えたり、コースを変えたりする。結果をサイクルコンピュータの記録を見て確認する。お尻の痛み、筋肉疲労などで、体の具合を確認する。そして、次の作戦を考える。(作戦って何の?)同じバイクで、同じコースを同じペースで走ると、なんか馬鹿になりそうな気がする。「嫌ですよおじいさん、そのパターンはもう試したじゃありませんか」とボケ老人扱いされそうな感じだ。
何を目指しているのか。おそらく、タイトルの通りだ。より遠くへ、より速く、自分の力で行きたいのだ。これは本能に近いのかも知れない。二本の足があるのだから、走れば良いとも思うし、ランニングをやっていたこともある。走るのは楽しいのだが、行動半径が限られるし、道具も少ない。自転車の楽しみは道具を使うところだろう。しかし、動力は使わない。これは自動車やオートバイと大きく違うところだ。メカと体をうまく組み合わせ、調整する事で、体だけでは到底実現できない結果を生み出すことの快感だ。パラリンピックでは、最適義足の開発により、オリンピックの記録を抜く競技も出始めている。こういった、メカと人体を組み合わせて能力を発揮するのは、非常に楽しいのだ。自動車で100㎞走っても肉体的には疲れないが、楽しくないし、体の芯の別のところが疲れてしまう。自転車で100㎞走ると、肉体は疲れるが、体の芯は晴れ晴れとする。かかる時間は、自動車のおよそ倍だ。倍もかかるとも言えるが、ガソリンを一滴も燃やさずに、たったの倍の時間で100㎞、自力で走行できると考えれば、快挙とも言える。で、できればもっと速く走りたいのだ。自転車を工夫しても良い。肉体を鍛えても良い。このプロセスを合理的に進めること自体が快感なのだ。
そして、この快感を極めるために、PBKでキシエリをクリックしたのだ。この崇高な行為を誰も咎めることはできない。
ふふふ。ははは、はーっはっはは。
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誕生日でも無いのに、チューブレスを試したくて、こっそりと自分にご褒美を与えてしまった。いつの間にか、娘も兄貴も、チューブレス派だったのだ。試さずにいられようか。

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