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Dragon Bikeでお買い物 [日常]

中華カーボンハンドルバーをやめたと書いたが、やはりアルミのハンドルバーは重くて硬くてしんどいので、こっそり使っていたりする。しかし、やはり中華パーツは卒業したいので、何かいい物は無いかと探していた。中華カーボンハンドルバー(ドロップ)の相場はAliexpressで3500-4500円くらいだと思う。これらの中にそこそこいけるやつから、やばいやつまで混じっている。一流メーカー品になると25000円くらいだろうか。これの安売りが時々Wiggleあたりであり、8000円から12000円くらいで買えるのだが、売れ筋の400㎜のサイズはなかなか買えるチャンスが無い。一流メーカー品と言っても、おそらく製造は中国が多いのではないかと想像される。3Tの本物と思われるハンドルバーを使っているが、細部の仕上げは確かにきれいだが、基本的な感触は中華カーボンと大差ない感じだ。規定トルク以下で締め上げても、しっかり凹みができた。その様子は、3Tのコピー品とほとんど同じだ。
色々なフレームやパーツを購入して感じたのは、台湾製が良さそうだという事だ。台湾製のカーボンフレームは非常に硬い。良くできている。だから、台湾製のカーボンパーツを買えば、そこそこ行けるんじゃないかと考えた。で、Dragon Bikeだ。これは台湾の通販サイトで、主に台湾製のパーツを売っているのだが、中華パーツも販売している。正直なことに、中華パーツは中国発送になっているので、たとえそれが3Tの正規品でも中華パーツであれば、中国発送になるようだ。これが非常に参考になった。このサイトは、大手のサイトと違って、なかなか大幅な値引き品は出ないのだが、台湾国内の誤発注品や在庫処分品などが時々安くなる。で、見ているとキャノンデールのフレームやパーツが結構販売されている。調べると、キャノンデールはもはやブランドだけが残っている状態で、製造はもっぱら台湾らしい。だとすれば、Dragon Bikeで販売しているキャノンデール製品はまあまあまともな物である可能性が高い。で、目を付けたのが、キャノンデールのEscape Hanger Carbon Dropbarである。定価は28000円くらいするが、これが9900円で販売されている。サイズもそろっている。これがもっと安くならないかと、時々見ていたのだが、Dragon Bikeで3月いっぱい10%offのクーポンが出たので、こらえきれずにクリックした。新型コロナの影響で物流が滞っているようなので、いつ届くかわからないが、楽しみである。ちなみに、3Tのハンドルバーが凹んだのは、どうもステムの精度が悪いせいじゃないかと想像している。これまでGIANTの純正品を信じて使っていたのだが、GIANTの安物は決して精度は高くなさそうだ。で、台湾で人気のパーツ屋といえば、コントロールテックらしい。すごく高いパーツがDragon Bikeでも販売されており、安売りするとすぐに売り切れる。というわけで、ステムを探していたら、コントロールテックのスカンジウムステムが3900円で出ていたので、これもついでにクリック。さすがに精度は大丈夫だろう。これで、すこしだけ安心のハンドル周りになりそうだ。

これで満足したはずだったのだが、最近シートポジションが少し変化して、新しいシートポストが必要なことを思い出した。このシートポストがなかなか曲者で、安心できる製品になかなか出会えない。できればカーボン製で、少ししなるやつが良いのだが、どうせしなるほどにはポールが出ないので、アルミでも関係ないとも思う。しかし、やたら重いのも困る。せめて重すぎない程度で、壊れない程度に丈夫で、シートチューブにはまらなかったり、緩すぎたりしない程度に精度がある軽量シートポストで、5000円以下で買えるものは無いかと探していたら、Dragon Bikeにさりげなく3TのZero25 Teamカーボンシートポストが5700円で販売されていた。これも10%off、送料無料なので、だいたい予算内になる。3Tのシートポストはあまり評判が良くないのだが、Youtubeでインストラクションを見ると、何とかなりそうな気がしたので、こいつもクリックした。こっちはまだ出荷もされていないので、一体いつ使えるのかわからないが、そのうちリポートする。中国発送と書いてなかったので、台湾製だと思っているのだが、なかなか出荷しないのは、ひょっとすると実は中国製で、中国発送なのかも知れない。Aliexpressでは、似たような中華シートポストが売られているので、不安だ。

2020.3.24 追記
ハンドルバーとステムは昨日届いた。特に遅延はなかったようで、むしろかなり早く届いたようだ。キャノンデールのハンドルは、一見普通の感じで、手でぐいっと押すとたわむので、かなり柔らかめな印象だが(確か、振動吸収が売り)、目をこらしてカーボンシートの貼り方を見ると、驚いたことに、左右全く同じ模様で、同じ位置にすじが入っており、プレプレグの張り方が極めて正確である事がわかる。これは中華カーボンでは見られない品質だ。これはかなり期待できそうな印象だ。指で弾いた音も、金属的な高温で、良く締まっている(樹脂が少ない)印象だ。ステムの方は、立派な箱に入っており、高級感があったが、取り出したらシルバーの色はくすんでおり、ネジを間違って締めたあとや、削りのむらがあったりして、やや雑な印象だ。安いのには訳があるという感じか。コントロールテックはどうやら米国のブランドらしいが、箱には台湾製と明記されており、台湾で製作された製品だというのは間違いなさそうだ。工場で、検査に落ちた製品の横流し品なのかも知れない。まあ、性能が出ればそれで私はOKなのだが。持った瞬間の第一印象は、「重い」だった。このステム、157gもあり(購入時は気にしなかったが、重量級)、MTB用らしい。ロードバイクでも使っている人はいるようで、多少重くても剛性が高いので、良いらしい。まあ、重いと言っても数十gの話なので、気にはならない。角度が-5度とかなり上向きになるので、スペーサーで調整する必要があるかも知れない。まあ、現行の-17度を変えて少しハンドルを上げようというのが目的なのだが。
あとは、シートポストが届けば終了だが、こちらは金額的にトラッキングが付かないので、発送済みだが、いまどこにいるのかわからない。ちなみに、立て続けに注文した2件目の出荷が遅かったが、ひょっとしたら気を遣ってくれたのかとも思い至った。実体験はないが、海外通販に複数の注文をした場合、税関でひとまとめにされて課税されるという話を読んだ事がある。これを避けるには、1回の注文と見なされない程度に配送間隔を開けなければならない。荷物を立て続けに発送すると、空港で順番待ちしている間に追いついてしまう可能性がある。今回の注文が合算されると、免税額を超えてしまうので、800円程度の消費税と手数料200円で、1000円ほど余分に費用がかかってしまう。これを避けるために、ドラゴンバイクが発送を遅らせたとしたら、すごい気の遣い用だ。まあ、そんな事は無いとは思うが。

2020.3.29 追記
3Tのシートポストが昨日無事届き、早速装着してみた。その結果、大失敗だったと後悔した。3TのZERO25シートポストのインスタレーションをYoutubeで見たのだが、それとは若干異なる製品の様だ。まず、ねじの構成が少し違う。(部品点数が少ない)付属するはずのペーストが付いていない。また、ただのビニール袋にポンと入って届いただけで、箱も説明書も何も無い。細部のデカールなどに不具合があるところから、工場で正規品として売れないとはじかれた横流れ品という印象だ。まあ、お値段がお値段なので、そういう商品でもそれほど気にしないのだが、問題は本質的な構造にある。左右のすり鉢にテーパー状のクランプをはめ込み、ねじ一本で全部を締めあげて固定する方法だが、この構造、すり鉢が滑れば簡単に傾きが変わってしまう。Wiggleなどのレビューを見ても、そういうクレームが多い。そのためか、そのすり合わせ部分に大量の滑り止め塗装が施された様だ。おそらく、この滑り止めがあれば、ペーストは不要という事で、ペーストも付属しなくなったのかも知れない。(詳細は不明)しかし、滑らないすり鉢に、滑らないテーパーをはめ込むとどうなるかというと、正しい位置に落とし込めないという事になるのだ。お互いに滑りあうから、芯が出て、落ち着くところに落ち着くわけだが、がっつり滑り止めされると、ずれた状態でも動かなくなってしまう。それでも、ねじを締めこんでいけば、無理やり動いて、まあまあの位置に落ち着くのだが、要するに微調整ができないのだ。落ち着いた場所が最適な場所なら良いのだが、少しずれている場合、ねじを緩めても動かない。完全にゆるゆるにして、組み立て前の状態に戻すしかない。しかし、そうなると、落ち着く場所に落ち着かずに固定されてしまうため、ねじを締めあげたときにどうなるかがわからない。これでは微調整ができない。おそらく、この滑り止め塗装は長持ちしないので、しばらくぐりぐりやっているうちに良い感じにすり減って、そこそこ滑るようになると思われる。その状態で、ファイバーグリップを塗って動かせば、まあまあ微調整できて、ほどほど固定できるようになるのかも知れない。
実はYoutubeのインスタレーションを見たときは、サドルのレールを固定する金具以外はカーボン製だと思っていた。だからペーストを塗って固定するのだと思ったのだが、実際には筒の部分だけがカーボンで、クランプの部分はすべて金属製だ。そのため、決して軽くない。軽くなくて、固定が難しくて、微調整もなかなかできないとなると、高額の費用を負担して購入するメリットが無い。3Tのロゴが見えることが唯一のメリットだが、そこはサドルバッグで隠れてしまうので、最後には何も残らない。これなら、トムソンの曲がったポストを買えばよかったと後悔しているのだが、トムソンのポストもなかなか安売りに当たらないので、難しい。結局、今のところベストのシートポストはBrand-Xのカーボンシートポストだろうか。角度調整が微調整できないのが気に入らないのだが、この微調整できないことで問題が生じたことが無い。多少の角度のずれは、問題にならない事が多いのだ。で、結局シンプルな構造が軽くて丈夫で、安上がりという事になる。
さてさて、装着はしたが、果たして実走行で動かないのか、まだ確認できていない。まずは天気が良くならないと。

2020.3.30
ちょっと町内を乗ってみた。意外にもシートポストのクランプは非常にしっかりしており、びくともしないようだ。締め付けトルクは制限内の8N・mである。滑り止め塗装は強力な様だ。まあ、しばらく使ってみる予定である。

2020.4.20
気が付けばもう4月も中旬を過ぎた。キャノンデールのハンドルバーの印象を書こうと思いつつ、用事ができたり、体調を壊したりしながら、なかなか思うように試すことができなかったが、ようやく今日(いやもう昨日か)そこそこの距離を乗ってみた。結果、かなりご満足である。各サイズを良く見ないで、写真だけで判断して買ったのだが、これまで使っていたハンドルバーに比べるとショートリーチで、ブラケットが少し近づいたようだ。これは大歓迎だ。最近、ハムストリングスによるペダリングをしやすいように、サドルを後ろに下げているのだが、何しろ私は腕が短いので、ハンドルバーが遠くなってしまい、ステムを短く変更しているのだ。それでも少し遠くて、もう少しという感じだった。これがバッチリ決まった感じだ。もちろん、操作感も問題無い。やや柔らかい感じがしなくもないが、私の使用では全く問題にならない。振動吸収性は良いと思う。このハンドルバーは私にとってはベストセレクションだった。ポジションが良くなったおかげなのか、へばりにくくなった感じで、かなりアベレージが上がったようだ。かなり気持ちよくスピードに乗る。ご機嫌で帰宅したので、気が付かなかったが、3Tのシートポストも何も問題なかった。まあ、当然といえば当然だが。調整がしにくいという点を除けば、一旦締め付けてしまえば、機能に問題は無いようだ。フォルムもきれいだ。でもこのクランプ、良く見ればママチャリのサドルのやぐらと同じ機構だ。その意味では、クランプ能力は高いのかも知れない。

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