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キシエリのフリーハブではまる [日常]

先々週、レーシング3のハブメンテではまったが、今週はキシエリではまった。どちらも、メンテナンスの記事がネットに沢山あるのだが、だいたい旧型のもので、新型では外すパーツが全然違ったりしていて、参考にならない。
1年以上使ったレーシング3と異なり、キシエリは買ったばかりなので、メンテナンスが必要とは想像していなかったが、ここ2回のライドで、フリーハブから異常音というか、ラチェットの爪がうまく引っかからず、「バキーン」とかでかい音を立てることがあり、こりゃあフリーのメンテをしないとやばいかもと思ったわけだ。そういえば、ラチェット音もかなり大きめだ。で、ネットで調べたが、どうも型が違うようだ。アーレンキーのみで分解できるとあるが、これもレーシング3と同様に、スパナとアーレンキーに変わっているようだ。問題は、さてどっちに回すかだが、普通に正ネジで、シャフトをねじ込むように回すと、ナットが外れる。これさえわかれば、何の問題も無いのだが、こういう情報がなかなか入手できない。ナットが外れれば、フリーボディーが抜ける。あとはクリーニングだが、別に汚れてはいなかった。ただ、細かな金属粉やネジのゆるみ止めのかけらなどが混入しており、こいつらが、時々爪の動きを妨げたかなあという感じだ。普通なら、こんなに削れないと思うのだが、マビックはフリーにはグリスではなくオイルを推奨しているということで、それも原因としてあるかなあと思った。フリーのラチェットは、軽く動かないと機能しないので、どちらかといえば、粘度の高いオイルのほうがグリスよりも好ましいが、オイルだと、周辺のパーツのごみなどが流動して混入しやすいように思う。グリスの方が、その点は好ましいと思う。また、そこそこ力のかかる部位なので、力がかかっても、金属パーツ同士が直接触れないように、油膜を維持できるオイルが望ましい。フリーのグリスは、DT SWISSのホイールや、シマノの内装8Sの整備の際にずいぶん調べたが、基本はグリスとオイルの混合物で、つまりはゆるゆるのグリス。しかも、グリスは油膜が切れても潤滑性を失わないように、固体潤滑剤であるBN粒子が含まれる、セラミックグリスが良く使われているようだ。シマノの内装変速機用のフリーグリスは、まさにこの仕様で、おそらくDT SWISSの純正品に近いものだと思われ、DT SWISSのは、これを使っている。で、キシエリだが、最初他社製のフリーオイルを入れてみたのだが、やはり爪の接触に不安感があることから、そこに少しだけシマノの内装変速機用フリーグリスを入れてみた。元がオイルなので、少しだけ濁るレベルだが、ラチェット音が大幅に低減された。入っているBN粒子の効果だろう。全体の粘度も少し上がったかも知れない。しかし、グリスに比べれば、サラサラなので、爪が上がらないなどのトラブルは無いと思う。しばらくはこれで使ってみて、様子を見る予定だ。
キシエリのフリーの調子が悪そうだったので、土曜日はLogicで70㎞ほど走ってきた。先週整備したレーシング3+GP5000+ラテックスチューブだが、当然絶好調。乗り心地もこちらの方がGP500TLよりやや良い気がした。タイヤが薄くて軽いからだろうか。クロモリのLogicでスピードが出るのが、今一つ納得できなかったのだが、どうもフレームは硬ければ良いというものではないという記事を読んで、カーボンよりもクロモリの方が良いのかもと思い出した。最後に(何度目の最後か知らないが)、オーダーメイドのクロモリフレームというのも、一生もので良いかも知れないと思っている。
キシエリと、レーシング3、走行音の違いはハブの構造によるものだと、今回整備して良く分かった。(いままで知らなかった)レーシング3は、ペラペラのアルミのシャフトに、鉄かステンレスの玉押しをはめ込んだカップアンドコーン。玉のこすれる音がアルミシャフトの空洞に共鳴して、「ゴーーーー」という音を放つ。一方、シールドベアリングのキシエリは、ほとんど無音。パーツはほぼアルミで、フリーのオイルシールがややごついプラスチック製のため、チェーンの駆動音がプラスチッキーになるのかも知れない。このプラスチック音が私の嫌いな安っぽい音という事になる。このオイルシール、改造する記事がネットにあった気がするので、そこをいじれば、音も変わるのかも知れない。

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