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洗濯槽洗浄は、塩素系できまり [日常]

洗濯槽の汚れを放置して、たまりにたまった汚れを落とす話はネットにあふれている。それを見て、ああ、自分もやらないと、と洗濯槽洗浄をやろうとした人も多いのでは。かくいう我が家も、気がつけば4年ほど放置して、それはそれはおぞましい状態になっていると想像され、ついに重い腰を上げて洗浄を行った。
で、ネットでは2つの流派がある。酸素系派と塩素系派だ。しかしこの勝負、実は塩素系の勝ちなのは、試す前からわかっている。なぜなら、洗濯機メーカーが提供している洗浄剤が塩素系なのだ。また、洗濯機のマニュアルにも、塩素系の漂白剤を入れて洗浄モードで運転しろと書いてある。どこにも酸素系は出てこない。
しかし、ネットでは酸素系の漂白剤で、洗濯槽の汚れが面白い様に取れるといくつも記事が出ている。じゃあ、少しだけ試して見るかというわけだ。私は一応科学者なので、塩素系一択だと思うわけだ。で、ジェーソンで1本(750ml)80円くらいの台所用漂白剤を買ってきて、一本洗濯機に注ぎ込み、そこに40℃くらいのお湯を入れて12時間モードで洗浄を行った。少し洗浄を始めたところから、出てくる出てくるひどいものが。しかし、時間が経つにしたがって、水の色が白くなり、出てきた汚れが分解されていくのがわかる。12時間後、排水・すすぎをしてきれいになった。しかし、よく見ると、まだ少し汚れが残っている。というわけで、もう一度漂白剤の刑に処した。今回は出てくる汚れがほとんどなく、最後には透き通った水になった。これで塩素系の漂白剤による4年分の汚れの洗浄は終了である。酸素系で良く報告されている、汚れが次々でてきて、それをすくい取るとか、そういう作業は一切不要だ。汚れは漂白剤が分解してしまうので、ほぼ残らない。
さて、これで満足したのだが、さて、世の中には酸素系の方が良く落ちると主張される方々が一定数いらっしゃる。そこで、この洗浄が済んだ洗濯槽に今度は過炭酸ナトリウムをいれて洗浄してみた。マツキヨで400円くらいで購入した500g入りの過炭酸ナトリウムを全量突っ込み、50℃のお湯を入れて洗浄した。その結果、汚れはほとんど何も出てこなかった。つまり、これに先だって行った塩素系の漂白剤による洗浄で、すべての汚れは落ちていたという事になる。少なくとも、酸素系で落とせる汚れは残っていなかったということだ。
フェアーにやるなら、酸素系を先にやって、後から塩素系というのがスジかとも思うのだが、分解できずに漂う汚れの始末に困るので、塩素系を先にやってみたわけだ。
結局、塩素系の漂白剤の方が圧倒的に安いし、出てきた汚れをすくい取る必要も無いし、まさに圧勝である。ただ、一つだけ問題がある。それは塩素系の漂白剤が反応すると塩酸が気体となって出てくる。これは電気系を腐食して洗濯機を故障させる可能性がある。この影響を少なくするために、洗濯機の蓋は開けて、換気扇を回して排気しながらやるのが望ましい。我が家の洗濯機も、通常の運転の際は蓋を閉めないと一切動かない仕様なのだが、この洗浄モードだけは蓋を開けたままでも動く。おそらく、酸性ガスの影響を抑えるため、蓋を開けられる様にしたのだと、勝手に想像している。まあ、4年もため込んだ汚れはがっつり洗浄しないと落ちないが、取説には3ヶ月に1回やれと書いてある。その頻度なら、もっと少量の漂白剤でOKだと思われ、それなら酸性ガスの影響も少なくなると思われる。
いずれにしても、洗濯槽洗浄は塩素系で決まり。


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