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初めてASS SAVERの必要性を知る [日常]

ロードバイクに乗り出してかなりになるが、これまで、雨の日はサイクリングに行かなかった。最近の天気予報は正確なので、不意に降られることも滅多になかった。しかし、昨日の日曜日に学会発表の予定があったため、天候不順だったのだが土曜日に強行することにした。雨雲の動きに気を付けながら、何とか雲をよけて往復できるだろうと霞ヶ浦に乗り出した。しかし、行った先で雨雲をやり過ごすと風向きが逆転してしまい、行きも帰りも向かい風になることがわかり、えーい何とかなるだろうと、途中で急いで帰路についた。で、これが悪かったという想像通りのお話で、タイムトライアルの途中で雨が降ってきた。大したことは無いと思っていたら結構な降りで、大切なクロモリロードバイクがびしょ濡れになるはめになった。しかし、ジャージやビブショーツの性能はなかなかよろしい様で、なんのことは無い、雨はそれほど不快では無かった。ヘルメットもサングラスもうまく機能し、かなりの降りの中でも快適に走行できた。まあ、ブレーキ時のリムへのダメージが寒気がするものの、これは行ける!と快適にしばらく乗っていたら、やがて路面がびしょびしょになり、タイヤが跳ね上げる水の量が半端なくなって来た。そして、その時点でようやくASS SAVERの必要性を知ったのである。そう、後輪の跳ね上げた水が見事にお尻を直撃するのだ。まるで狙い撃ちするかのように、跳ね上げた水が非常に効率よくお尻のパッド直上の生地の薄いところにヒットし、それがスッと吸い込まれ、お尻の割れ目を伝って勢いよく流れていくのだ。魚の死骸がそこら中に転がっている霞ヶ浦の道路にたまった水だ。この感触が一気に気分を萎えさせた。上半身は雨の中でも快適なのだが、お尻だけが超不快な状態となった。速度を落として水の跳ね上げを抑えれば、まあまあ乗れるが、これは相当な低速になってしまい、タイムトライアルところではないし、萎える。
サドルの後ろ側に、ほんの10cm程度何かが突き出していれば、このお尻をピンポイントで狙ってくる水流を防ぐことができる。そうすればめっちゃ快適に走れるのにと、心底思った。ASS SAVERは一つ持っていて、これまで通勤で使ったことはあるが、小さすぎてあまり役に立たないと思っていた。一般的な泥除けとして使うにはサイズが全然足りず、通勤用にはフルフェンダーが必要だと思った。なぜ、こんな中途半端なペラペラ板が存在するのかその意味が良くわからなかった。このペラペラで防げるものはわずかであり、ほんの気休めにしかならないと思っていたのだが、そう、今回雨の中でロードバイクに乗ってその意味を知ったというわけだ。逆に言えば、ASS SAVERさえあれば、雨の日も全然快適に行けそうだ。ブレーキはディスクが良いが、安いホイールと使い古しのシューに換えれば、平地ならリムブレーキでも行ける。

2021/9/29 追記
今朝、たまたまBBを外してびっくりした。中から水が出てきた。ロジックのBB下には穴があると言えばあるが、シフトケーブルのガイドを止めるネジ穴になっていて、実は水の抜け道が無い。そのため、フレーム内に入った雨は、2週間経ってもまだ無くなっていなかったのだ。このフレームは、最初から内側にさび止め処理がされており、そこにさらに私がさび止めスプレーをがっつり吹いておいたので、水は透明で全く錆の気配は無かったが、構造的にはやばい構造だ。どこかに穴を開けるか、穴付きのネジに換えるか。いやー、たまたまBBを外して良かった。

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