自らスパムメールを作ってしまった件

先月、複数の業者に見積依頼したのだが、数週間経っても一向に返事が来ない。ちょっとむっとして、催促のメールを出してみたのだが、出しながら、あれひょっとしてスパムフォルダーに放り込まれているかな？と、スパムメールのチェックをしたら、出てくる出てくる。すべての見積がスパムフォルダに格納されていたのであった。メールは救い出して事なきを得たのだが、さて、なぜに突然スパムに放り込まれたのか？ちょっと前までは普通にメールのやりとりをしていた業者もあり、さては職場のメールシステムに誰かが細工したのか、某国のサイバー攻撃か、などと非現実的な事を考えていたのだが、ネットで検索していたら、原因がわかった。私の署名欄に問題があったのだ。
私の職場のシステムがトラブった時、私のwebページの更新ができなくなったので、外部の無料レンタルサーバーにミラーサイトを作成し、そこで更新を行っていた。私の職場は退職すると1ヶ月でwebページもメールアドレスも削除されてしまうので、将来に向けて外部にサイトを作った方が良いだろうと考えたのだが、これが甘かった。数年間は何も問題は無かったのだが、その間にChromeはSSL対応の無いサイトをすべて危険サイトと認定した様で、エッジもChromeになり、ついにWindows defenderも、非SSLサイトを危険サイトと見なすようになったらしい。で、私のミラーサイトはSSL未対応であり、そのアドレスが私の署名欄に記載されていたため、私の署名が引用されたメールはすべてフィッシングメールと判定され、スパムフォルダー行きになったらしいのだ。
つまり、私の見積依頼のメールに返信したメールが次々スパム認定となったという、スパムメール製造機になってしまったようだ。これまでも、署名欄にはこのアドレスが記載されていたので、これをスパム認定する様な設定になったのは最近の事なのだと思うのだが、いろいろと面倒な世の中になったものだ。
そのうち、ホワイトリストの相手以外とはメールのやりとりができない時代が来るのかも知れない。