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レグザ43J10X、バックライトの点滅を修理 [日常]

我が家はずっとレグザを愛用しているが、こいつは結構壊れる。前回は液晶に横線が入ってご臨終となった。今回は1年ほど前からバックライトが一部点かなかったり、点滅したりするようになった。そうそう、起動に凄く時間がかかるようにもなっていた。こういった問題をネットで検索すると、電源ボードの半田付け不良が原因なので、半田付けをやり直せば直るという。ありそうな話なので、やってみようと思いつつ、1年ほったらかしだったが、最近症状がかなりひどくなったので、昨日修理をやってみた。
やたらたくさんあるネジを外すと、簡単に裏蓋が外れ、ほこりだらけの中身がむき出しになる。電源ボードはアンテナ端子などの反対側にある安そうなボードで、これもネジ8本くらいで固定されているだけ。コネクタをすべて外して、電源ボードを外して半田付けを見ると、たしかにやばい。こういったメーカー品は、昔だと、素子を並べて半田の池に浸して一気に半田付けする方法で半田付けしていたはずだ。今はもう少しスマートなやり方なのかも知れないが、要するに一気にきれいに半田付けするので、人が半田ごてでつけた物とは明らかに違う。しかし、この電源ボード、ほとんどの部分はこの自動の半田付けだと思われるが、へんちくりんなトランスのところだけ、あからさまに手作業で半田付けしてある。おそらく、このへんちくりんなトランスが自動の半田付けシステムに適合しない部品なのだろう。いずれにしても、汚い半田付けで、それが原因かどうかは知らないが、確かにネットに出ているように一部の半田が割れているように見える。おそらくそこで接触不良が生じているのだと思われる。大量の半田付けの可能性もあると覚悟していたのだが、ターゲットはこのトランス周りだけで、しかも元々手作業で処理する設計と思われ、半田付けが楽なピン間隔で、修理は半田ごてとヤニ入りハンダがあれば、おそらく誰でも可能だ。半田ごてに、ちょっと半田をつけて、基板上の怪しげな半田につけると、割れていた半田が溶けて、きれいになじむので、そこで半田ごてを離して固めれば終了だ。ピンは20本程度なので、半田ごてが暖まれば、すぐに終わる。半田ごての先は、水を含ませたティッシュなどで酸化した半田をクリーニングしながらやると、具合が良い。

Regza-powerBoard.jpg
電源ボード 赤枠の中が手作業ではんだ付けされたと思われるトランス

handa.jpg
裏面のはんだ付けの部分。矢印で示した段差部分が、はんだの割れが疑われる個所。はんだは溶けた液体状態から固まっているので、本来は滑らかになっていなければならない。

その後、ほこりがつまり放題だった冷却ファンの掃除をして、フタを閉じた。全部で1時間程度の作業か。大部分の時間は、ほこりの掃除とネジの脱着で、肝心の作業はそれほどかからない。
で、電源を入れると首尾良くすぐに起動し、バックライトも正常化した。で、いろいろ設定を確認していたところ、部屋の明るさに連動してバックライトを調整する機能が働かない事に気がついた。センサーが光を感じないようだ。センサーがどこにあるかわからないので、高輝度の懐中電灯でそこら中照らしても、何も変化が無い。そもそも、センサーが収まってそうな窓が見当たらない。あるのは、リモコンのセンサーの窓だけだ。そこに明るさのセンサーも入っているのだろうか。今回の修理の際に、何かやらかしたかも知れない。フタを開けて確認したいのだが、何しろネジの本数が多いので、気力が湧かない。ということで、この不具合は放置で、修理完了とした。ネットでは、この故障多いということなので、思い当たる人は気合いを入れてフタを開けてみると良いかも。あ、開けると保証は効かなくなるらしいので、注意。我が家のやつは、すでに保証適用で、1年前に新しいテレビが届いているのだが、HDDに撮りためた番組がいつまで経っても観終わらず、今に至るのであった。で、直っちゃったし、さて。

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コメント 2

20220806ありがとうございます

REGZA 43J10X の画面が突然切れてつかなくなり困っていました
このページを参照させていただきました。
電源ボードの半田付けが2か所ハンダ割れしていました。
再加熱して少しハンダを追加しました。
治りましたありがとうございます。
by 20220806ありがとうございます (2022-08-06 16:07) 

Hiro

お役に立ったのであれば、何よりです。
by Hiro (2022-08-08 12:56) 

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