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ゆるポタヒルクライム [日常]

数年ガーミン君の記録が更新されていなかったため、最近記録更新ライドを行っている。先日はロングライドの記録を一応更新したが、もう一つ、頑張ればなんとかなる記録が獲得標高だ。これまでの記録が1450m程度で、これは筑波山の尾根道ライドかと思っていたのだが、どうも違うらしく、どこをどう走って出したのか、もはや定かでない。というわけで、昨日は尾根道を往復するというコースで、記録更新を目指した。
何しろ、獲得標高を伸ばすことだけが目的なので、時間は気にせず、いや、むしろゆっくり登ることを心掛けて、若者にぶち抜かれてもヒートアップすることなしに、ゆるゆる行くことにした。まずは、大池から不動峠を通り風返し峠を抜けてつつじが丘の駐車場まで登り、下りでは裏側に降りて、尾根道できのこ山に抜け、ハンググライダーの離陸ポイントまで行き、そこでUターンして同じ道を戻り、再度つつじが丘駐車場まで登り、不動峠から降りるというコースだ。今回、ロングライド向きのBXTにしたので、パワーメーターはついていない。心拍数で管理するが、130bpm以下を維持することを基本とした。そんなんで登れるのかとも思ったが、意外にも結構いけて、ついでに2人くらい追い越したので、驚くほど遅いわけでも無い。まあ、7~8人くらいに追い越されたが。
ゆるゆる走るといっても、さすがにこれくらいやるとふらついてきた。まともな休憩は、きのこ山で一回、帰りのつつじが丘で一回と少なく、その他は2回の写真撮影と補給だけだった。最後のつつじが丘の登りでは、脱水で途中で気を失うのではないかと少し不安になった。まあまあ何とか登り切り、無事帰宅できたが。最終的に獲得標高1594mで、無事記録更新となった。走行時間は4:41、走行距離82kmだった。この距離は、岩瀬往復と同じくらいなので、距離的にも結構あった。
今回、きのこ山のパラグライダーは飛んでいなかったが、その先のハンググライダーの方は飛んでいたので、離陸を待って写真を撮ってみた。結構風が強く、風にあおられる感じだったが、気持ちよさそうだ。ここの標高は525m程度だ。彼らは上昇気流をとらえて、さらに上に上がっていくのだが。
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クアラルンプールでPanMeeを食らう [日常]

まじめな感じのInvitationに、ついついOkしてしまった会議に出席するためにクアラルンプールに来ている。当初の案内では、そこそこ盛大な会議のはずだったようだが、昨今の国際会議詐欺の影響なのか、実際に開催された会議の参加者は少なく、しかも分野が多岐にわたっており、まあ、会議としてはあまり成功では無かったのだろう。しかし、会議全体は大掛かりでも、私の参加するセッションでは聴衆が数名とかいう会議も決して珍しくないので、こちらとしては驚くほどの事ではないが、主催した会社(どうもその手の会社が主催の会議らしい)がこれで経営が成り立つのか、ちょっと不安になった。会場は、シェラトンホテルで、いくら物価の安いクアラルンプールといえども、会場費やコーヒーブレークはそこそこの費用がかかりそうだ。まあ、私が心配しても始まらないが。当初は2日間フルに行う会議だったのだが、最終的に二日目は午前のみになり、公演時間もかなり延長された。まあ、おおらかな感じでよろしいが。ここは中国から来るのにもVISAが必要ない様で、中国からの参加者が大半であるが、ちゃんとカナダやドイツからも参加者がいる。民族としては中国系とインド系が大半だが。会議では中国英語とインド英語の応酬で、なかなか疲れる。お互いに聞き取りにくい様で、質疑応答が時々成立しない。私はといえば、中国英語もインド英語も慣れるのにしばらくかかるので、今のところ参加できていないが、あと半日で終わってしまうので、きっと最後まで参加できそうにない。クアラルンプールのお店の英語はずっと聞き取りやすい。ずいぶん前に、私の研究グループにマレーシアから学生が来て滞在したことがあったが、彼の英語は聞き取りにくかった。時々意味が分からず、英語の得意な秘書さんに通訳してもらったほどだ。そういう経験があったので、クアラルンプールの英語にもちょっと緊張していたのだが、実際には何という事はなかったようだ。
私は海外に長期滞在したことも無いし、基本的に英語はからっきしだ。しかしなぜか英語ができるのかと思われて、マシンガンの様に話しかけられることもある。ほかの人のやり取りをみていてもわかるが、通じなかったときに、ひたすら同じ言葉を繰り返す人が多い(特にインド系)。聞き取れないんだから、別の言葉に変えてみてもよいと思うのだが。まあ、わからない言葉が増えていくだけという気もするが。ちなみに、会議の座長は主催会社のメンバーで、インド系だ。発表が終わると、質疑応答が始まるが、questionではなくqueryという言葉を使う。これをインド系の発音でやられるので、最初何と言っているのかわからなかった。こういう使う単語の選択の違いというのも、コミュニケーションの障害になる。質疑応答が終わると、通常は発表者に再度謝辞を述べるのが慣例だが、この座長はそれをしない。そのため、講演の区切りが締まらなく、次の後援者への移行の流れがズルズルになる。このへんのやり取りを見ていると、どうも素人集団の会社っぽい。素人がなんでこんなことを始めたのか。まあ、もう関わらないので、私には関係ないが。
で、本題。会議の都合で、シェラトンに宿泊しているが、私は貧乏人なので、このホテルのものを何か購入する気はさらさらない。地図を見ると、目の前にフードコートがあるようなので、行ってみた。場所は道を挟んで向かい側なので、本当に目の前なのだが、この道が渡れない。2百メートル程度歩いて、大きな交差点を渡る必要がある。しかし、ここはマレーシアだ。ホテルの中はジャケットが必要なほど寒いが、外は蒸し暑い。しかも、交通量が半端ない。こういった状況で、数百メートル歩くのは、気が重い。実際、シンガポールもそうだが、歩いている人は多くない。以前、シンガポールのホテルで、スーパーマーケットの場所を聞き、2kmくらいなので、歩いていくと言ったら、心底驚いていた。それだけ歩くと、取り返しがつかないくらい、汗だくになるのは確かだ。今の私なら歩かない。
で、ぐだぐだしながら、ようやく向かいのビルにたどり着き、地下のフードコートに行ってきた。スーパーもあって、お目当ての土産(ひまわりの種)もしこたま購入した。なぜか、ここでは味付きのひまわりの種が安く、おいしい。シンガポールでも売っているが、ほかの国では見たことが無い。今回の目的は、このひまわりの種を買う事だったのだ。で、ついでに晩御飯を食べて来た。回転ずしや、韓国料理などいろいろあるが、どこもガラガラで、まずいのか?と思ったが、現在ラマダンである事を思い出した。日が出ている内は、観光客以外は食べに来ないのだ。(まだ日没前だった)おかげで、ガラガラの店内でのんびり食事ができた。食べたのはPanMee。麺が食べたかったのだが、どれも辛そうで、辛くないやつを聞いたら、これを勧められた。たしかに辛くなかったのだが、それはそれで少し寂しく、少しは辛いのにすれば良かったかもと後悔した。店構えは全然本格的では無いのだが、味はそこそこ美味しかった。こういう地元のチープな食事が一番である。お値段はサービス料込で10.5リンギット、約300円だ。ちょっと高めだろうか。シェラトンの部屋に置いてあるカップ麺と同じ値段だ。
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お味はまあまあ

ちなみに、この投稿はアマゾンで買った1000円くらいのSIMを使っている。なかなか快適だが、パケットの残量がわからない。お知らせのSMSが届いたのだが、現地語でさっぱりわからないのだ。まあ、google翻訳を使えばよいのだが。

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レッツノート、残念過ぎる [日常]

東芝ダイナブック、ソニーVAIO,IBM Think Padなど、いろいろ使った挙句、レッツノート愛用者になって長い。レッツノートは間違いないという信念で、多少(いや、大幅に)高価でも我慢して買ってきた。しかし、それももはやこれまでかという感じだ。
この春、新しいレッツノートを購入した。数年前に購入したやつが、ちょっと調子が悪くなったからだ。そもそもそれも劣化が早すぎるのだが、まあ、新しいPCもいいので、かなり高価なやつを購入した。恥ずかしくて金額をかけないほど高い。で、最初はそこそこうれしく使っていたのだが、最近調子が悪くなった。鞄の中でいつの間にかファンを回して、勝手にバッテリーを消耗しているのだ。調べると、なんと新型レッツノートはモダンスタンバイとかいう機能に対応しており、しかもこれは変更できないという。この機能は、スリープ状態でもWiFi接続を維持してメールの受信を行い、スマホのような機能を実現するらしいが、どうもこの機能がまともに動いていない。スリープ状態でのWiFi接続を禁止しているのだが、どうもこの辺が言う事を聞いてくれないらしい。また、ファンがぶんぶん回るのだが、決してCPUが熱くなっているわけではない。噴き出しているのは冷風だ。そして、PCの蓋を開けると一瞬でファンが止まる。つまり、本当はCPUを冷却する必要がないのに、ファンを回している感じだ。
モダンスタンバイとは、高速の再起動や、スリープ状態でのメールの受信など、ノートPCの使いやすさを向上させるための機能らしいが、このファンの暴走のせいで、鞄に押し込む前にシャットダウンしないといけなくなり、むしろ不便な状態になっている。最悪のPCである。どうも、この症状はレッツノートだけでなく、他社製のPCでも同様の症状が出ているようだが、現状で放置の状況だ。安物のPCなら仕方がないとあきらめる。しかし、べらぼうな価格を負担させた挙句に、こんな使いものにならない仕様のPCを押し付けて、何も対応しない姿勢は納得できない。
パナソニック、腹立つ。
もう、レッツノート伝説も終わりなのかも知れない。
もう、なんでもいいので、蓋を締めたら、寝てくれ。

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スキューワーの具合が良い [日常]

愛用のDefyは、クイックリリースのディスクブレーキモデルであるため、特にフロントのブレーキ調整が不安定であった。下り坂で、強くブレーキをかけながらギャップを通ってフォークに大きな振動が来ると、ブレーキ調整が狂ってしまう。クイックの締め付け力は十分だという漠然とした思い込みがあったのだが、スルーアクスル全盛になり、クイックよりもスキューワーの方が良いとかいう話を見るにつけ、スキューワーにしてみるかと思っていた。実は昨年末にBBBのスキューワーを購入し、試しに使ってみたのだが、あまり強く締めこむ気になれず、5N・m程度で締めて使い、クイックとあまり変わらないなあという印象だった。しかし、最近もう少し締めこむ必要があることを知り、6N・mまで締めて使ってみたところ、全く違う印象になってびっくりした。ブレーキングしながらギャップを通過しても調整が狂わないだけでなく、ハンドリングの感じや、路面の凸凹を拾う感触まで全く違うのだ。そして、多くの人が指摘する通り、乗り心地が悪くなり、おしりが痛くなった。いずれにしても、大きな変化である。これまでのクイックでの締め付けが全然足りなかったのだということを実感した。
さて、とある自転車店のブログでは、この乗り心地の悪さから、クイックに戻したという話題が出ていた。なるほど、乗り心地は重要な要素なので、それも一つの考え方かと一瞬思ったが、よくよく考えると、やばいんじゃないのと思い直した。確かに、フレームはクイックで締めこむことを前提に設計しているのだろうが、振動を吸収できるほど緩い締め付けを想定しているのだろうか。締め付け力の違いで振動が吸収されるということは、ホイールに加わった力が、ホイールとフォークやフレームとの接触面に隙間を作ることで吸収されるということになる。確かに、直径70cm程度のホイールの外周に加わった力が、幅100㎜や130㎜のハブの両端で受け止めるのであるから、かなり強力に締め付けておかないと、そこにずれが生じることになろう。自転車に強い衝撃を感じるほどの力が加われば、生半可な締め付けでは足りないだろう。しかし、安全な走行のためには、このずれは許してはいけないように思う。ハブはクイックやスキューワーで、十分にフレームに固定されるべきである。クイックでは、その構造上、強力に締め付けるにはかなりの力でレバーを倒す必要がある。しかし、スキューワーではより簡単に強い締め付け力を得ることができる。要は、この違いだけであって、どちらの締め具を使っても、必要な強度まで締め付ける必要があるということだろう。
Defyの話に戻せば、ブレーキの調整が狂うというのは、ブレーキをかけると、前輪はホイールが外れる方向に力が働くためだが、ずれては困るので、それを締め具で抑える必要がある。私の場合、クイックの締め付けでは不十分であったため、調整が狂ってしまったわけだ。これは、締め付けの仕方の問題であり、クイックならずれてもいいという話ではない。クイックであっても、ずれない力で締め付けなければならないわけだ。これがスキューワーにしたら、簡単に実現できたという話であり、これで乗り心地が悪くなったので、緩めて良いというわけではない。スキューワーにしたら、乗り心地が悪くなったというのは、そのフレームが乗り心地の悪いフレームだということであり、その改善は、締め付けを緩めるという方法以外の方法で行うべきである。
とまあ、ぐだぐだ書いたが、とりあえずBBBのスキューワーで満足したので、3個買い足して、次々と変更中である。同じく油圧ブレーキを使っているMTBも見たらずいぶんクイックの締め付けが緩く、やばい状態だった。早速スキューワーにしたところ、これも驚くほどしっかりした感触になった。次は、BXTのフレームに使ってみようと思っている。BB周りがふにゃふにゃなフレームだが、BB周りがゆがむ際、リアエンドやフォークもゆがんでいるはずである。その際、スキューワーでホイールとのずれが抑え込まれると、剛性が上がると考えられる。なんかちょっと期待できそうな気がする。

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通勤用もスキューワーにした。同じくおしりが痛い。

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今日は筑波連峰の尾根道で疲れ果てる [日常]

今日は27℃まで気温が上がるということで、もう夏の装束で出発した。最近、霞ケ浦ばかりだったので、今日は筑波山に向かった。せっかくなので、リンリンロードから不動峠、風返し峠に向かい、裏側に降りて、尾根道を加波山まで抜けて、岩瀬駅の休憩所に向かい、そこからリンリンロードを帰ってくるというルートにした。GPSの結果は以下の通り。
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このコースはこれまでも何度か走り、このブログにアップしているので新しいわけではないが、まあご参考まで。獲得標高は1300メートル程度になるので、楽なコースではない。特に、かなりきつい斜度の部分があるので、スプロケットに32Tは欲しい。いくつかの山をめぐるので、上ったり下りたりだが、山の上はやや涼しいので、今日の様に気温が高いと気持ちが良い。途中には、パラグライダーやハンググライダーの離陸地点があり、眺めていると楽しそうだ。
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これも、過去に類似のものをアップしているので、別に新しくない。でも、今日は風向きが良かったのか、みんな簡単に飛び立っていって、楽しそうだった。今日はDefyで行ったのだが、最後の下りで道路を横切っている水路の蓋が盗まれたらしく、何か所も蓋のない水路があり、そのたび自転車を降りて通らなければならなかった。急な下りの途中にあると、直前で停止するのがかなり厳しく、油圧ディスクで良かったと、マジで思った。停止できないで突っ込むと、ホイールがひん曲がるほどの幅と深さがあるので、結構命がけの状態だった。ちなみに、自動車は通行止めになっており、パトカーも出動していた。自転車も止められるのかと思ったが、どうも自転車は通行OKなようで、みんな通っていたが、自動車よりも自転車のほうが何倍も危ない状態だったと思う。テクトロのキャリパーブレーキなら、間違いなく溝に落ちる(かも)。
なんか見晴らしの良いところで愛車を撮ってみた。
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走行距離:97km 5時間 消費カロリー:1992kcal 平均速度:19.6km/h 
獲得標高:1300mくらい(補正をかけたら1900mを超えてしまったが、これは明らかに間違いなので、正確な値がわからない。過去の結果では1400mくらいかも)
だった。

ちなみに、リンリンロードの帰り道、ちょっと頑張りすぎて、最後がすごい向かい風になったため、力尽きて前に進めなくなった。(完全に足が売り切れ)そのため、アベレージは低め。とにかく、足とおしりが痛い。

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Open mold carbon frame [日常]

タイトルが正確に何を意味しているのか、まだ良くわかっていないのだが、中華カーボンフレームを買う際には、これがある程度重要な様である。
もとはと言えば、エディーメルクスのシートチューブが割れたことが問題である。修理をすべく準備はしたものの、忙しくてまだできていないのだが、そうこうしているうちに、いっそのこと新しく中華フレームでも買って組み直すかと思い出したのだ。で、ドグマのコピーフレームも楽しそうなのだが、何よりも、メンテナンス性の高いフレームにしたいと思い、ケーブルの取り回しや、シートポストクランプ、BBの規格などを好みのものでそろえて、しかも好みのデザインのフレームは無いかと探してみた。できれば、定評のあるメーカーで、好みの色に塗ってくれると良いなあと。Aliexpressで探していると、TanTanスポーツとかいう業者のSeraphとかいうブランドが、Hongfuのフレームだとかいう話があり、この辺を買えば間違いないのかと、いろいろ吟味していたのだが、不思議なのがその価格だ。同じ形状のフレームが他社からも販売されており、価格が違っていたりする。どれもHongfuだかDengfuだかが作って、ただ色を塗って販売しているのかと思っていたのだが、どうも違うらしいというのが、海外の掲示板のやりとりでわかってきた。
VeloBuildとかいうフレーム販売サイトがあり、そこにもSeraphと同じフレームが販売されている。このサイト、海外ではそこそこ有名らしく、お値段も安い。ドグマ風のフレームもある。で、このサイトのフレームがなぜHongfu本家よりも安いのかという、勇気あるユーザーの問い合わせに対し、出てきた答えがこのOpen mold frameだ。つまり、HongfuやDengfuでは、フレームの型を製造して、その型を使ってフレームを製造している訳だが、そのフレームの型は誰でも購入できるらしい。そのOpenな型を使ってフレームを製造しているメーカーがいくつもある様なのだ。Open mold工法という製造方法に関する全く別の用語があるため非常に紛らわしいのだが、どうも中華カーボンフレームの世界では、このような用語が使われている様だ。
この話を知って、ようやくAliexpressのフレームの規格詳細がトンチンカンな理由がわかった。ロードバイクのフレームなのに、Vブレーキと書いてあったり、BBがBB68とあったり、非常にいい加減な記述が多い。しかし、フレームはそれなりに評判が良く、良く売れていたりするのだ。中国の通販はユーザーの評価が重要で、悪い評価をもらうと売れなくなってしまうため、それなりの企業努力をしている。つまり、劣悪な商品は駆逐され、それなりの物が生き残るようになっているわけだ。だから、そこそこ数が出て、評判の良い製品は、それなりに良い物なのだが、その詳細の記述がトンチンカンなのが、どうしても謎だった。しかし、今回、その理由がわかった。要は、フレームの型は購入したもので、自転車については何も知らない素人が製造販売しているということだ。型を作るわけではないので、自転車について詳しい必要は無く、ただうまくプレプレグをカットして、貼り合わせ、焼き上げて塗装すれば良いわけだ。そのフレームに取り付ける部品の規格など、知る必要も無いという訳だ。空中分解しない程度に上手にくみ上げると、それなりの強度になるように設計されているのか、大きなトラブルは滅多に発生しないようだ。後は、綺麗に塗装する方法とか、そういった付加価値を如何につけるかで、売り上げを伸ばそうというのだろう。
Aliexpressで、カーボンフレームを検索すると、DengfuやHongfuは出てこないので、もう販売していないのかと思ったが、ちゃんと調べれば販売している様だ。しかし、価格は他社よりも高い。その理由が上記の通りで、型の製造コストが製品に乗せられているからだというのが、他社の言い分である。しかし、これら本家のサイトでは、BB規格も正しく表記されているし、信頼感が高い。つまり、そういう自転車の事がよくわかっている会社で製造されたフレームの方が、同じ型を使っていても、出来が良いのではないかと想像される。それが高めの価格設定の根拠なのかなあとも思って見るのだが、さて、中国のこの手の社会はそんな単純では無さそうな気もするので、どんなものか。
で、いろいろ考えた結果、どうもHongfu、Dengfuのフレームは好ましくないとの結論に達してしまった。なんというか、きな臭いのだ。で、なぜかICANに戻ってきた。このメーカー、ずいぶん前からカーボンフレームを販売しているが、売れ筋は1つか2つで、一応、オリジナルに見える。他社からも販売されていない。つまり、ICANの型は流通していないような気がする。要するに、まともな普通のフレームメーカーの様相だ。まあ、カーボンホイールにはやばい製品があるので、中華らしいといえば中華らしいのだが。
FTP200Wの私では、フレームの善し悪しは問題にならない。問題は安全性だけだ。結局それはどれを買ってもそれなりに担保されているという事であれば、もう何でもありなのだ。どっちみち、安価なフレームは中国か台湾製だ。問題は、製造後の製品チェックと品質管理だ。おそらく、このコストが馬鹿にならないので、まともなメーカー製は高くなる。しかし、別に正しく検品されていなくても、たまたままともなフレームに当たれば、同じ性能の物が安く買える。これが中華フレームの良いところだ。その代わり、時々ひどいのが送られてくるわけだ。しかし、エディーメルクスのシートチューブは、本来不良品レベルだと思われるのに、そのまま市場に出ている。ちゃんとしたメーカー品でも、ある確率で不良品は発生するのだ。コピー品の様な、法に触れる製品で無ければ、後は個人の好みの問題だと思う。

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