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ハブダイナモ用のライトが無い! [日常]

ゴールデンウィークが迫っているが、コロナウイルス対策で遊びには行けそうに無い。自転車乗りは、一人で楽しめるので問題ないと思っていたのだが、ロングライドをすると体力が落ちて感染のリスクが高まるし、コケてけがをすると病院のお世話にならなければならなくなって、これもリスキーという事で、どうも自転車乗りもほどほどにしないといけないらしい。
というわけで、せっかくなので自宅でホイールでも組んでみるかと思い立った。通勤用の自転車にハブダイナモを組み込んだホイールを装着すれば、恰好の悪いダイナモライトを外せるし、そのままロードバイクにも流用可能なので、いろいろと便利と思って、試しに組んでみることにしたわけだ。せっかくなので、リムはKINLINのXR-240、ハブダイナモはシマノのネットに規格が乗っている新しいやつにしてみた。何やらハブダイナモも日進月歩とかで、新しいやつは抵抗が少ないとか。期待している。で、各種パラメータを入れて、スポーク長を計算して、アマゾンやモノタロウに注文して、納品待ちの状態だ。ここまでは順調だった。最後に、ハンドルバーに装着できるシマノのLEDライトを二つ、納品の早そうなモノタロウに発注して、おしまいと思っていたら、数日してモノタロウからメールが届いた。納期遅延のお知らせとかいうメールだ。あら、少し遅れるのね、どうせホイールを組むのにしばらくかかるからいいよ~~と、よくよく読んだら、予定納期は7月7日だって。え~~~~~~、そりゃあ無いでしょ。これは想像だが、おそらくコロナウイルスのせいだ。この手の製品はおそらく中国製。コロナ騒ぎで、生産が止まっているのではないだろうか。この工場が生産を再開できるのがそのころという事だろう。つまり、もっと遅くなる可能性もある。
で、じゃあシマノじゃなくてもいいやと、探してみたのだが、無い。ママチャリのライト用のステーに装着するLEDライトは沢山あるが、ハンドルバーに付けられるタイプは、全然無い。シマノのライト一択なのだ。で、そのシマノのライトが無いとなると、俺は何のためにホイールを組むのか。さてさて困った。

2020.4.26 追記
ハブダイナモホイールの材料が全部届いたので、早速組んでみた。まずは、ロードバイク用(通勤用)のXR-240からだ。ハブダイナモはシマノのDH-C3000-3N-QR、5400円くらいだ。3Wのものにした。いや、0.9Wのやつでも良かったのだが、スポーク長を計算するためのパラメータがすぐに見つかったこれにした。価格は少し高いが、新しいやつは良いだろうと思ったのだが、実際に届いたものをみて、少し後悔した。重い。しかも、回転は硬い。これは、ちょっと負荷になりそうだ。まあ、それはともかく、XR-240でさっそく組み始めたのだが、あれ?スポークが少し短いような。計算は何度もやり直して確認したので、間違っているはずはない。各種パラメータはメーカーのwebサイトで拾った値を入れてある。と、思ったのだが、何のことは無いリムのERDが違っていた。KINLINのサイトで確認したように記憶していたのだが、どうもリムの内径になっており、リムの厚みが入っていない。がんばって組んでみたが、リムの厚み分が足りないと、ニップルのネジ山を2-3㎜しか使わないので、強度に問題がある。というわけで、アサヒのサイトで見つけた正しいERD(590㎜、実測でもそんな感じだった)を入れてスポーク長を再度計算し、送料無料中のモノタロウに注文した。注文したが、届くまで待てない。何か方法は無いかと、計算表を眺めていて、4本組にしたらママチャリ用に買った272㎜のスポークで組めないか?とやってみたら、なかなかうまく行った。283㎜のスポークは発注済みなのだが、とりあえず272㎜(ちょっと長すぎだが)で組んでしまった。これですぐに試走できそうだ。
もう一つ、本来の目的の26インチのディスクブレーキ用のホイールも組んでみた。これは仙台の家族が乗る電動アシスト用のホイールだ。QRのディスクブレーキ用になると、突然ハブダイナモが高価になる。シマノのDH-S501で、これは11000円もした。実に高い。まあそれでも何事も勉強なので、買ってみた。DefyもQRのディスクブレーキモデルなので、数年後このホイールが不要になったら、Defy用に組みなおしても良いかと思ったわけだ。まあ、やらないと思うが。で、こちらのハブダイナモは少し軽い。さすが、お値段が高いだけの事はある。しかも、同じ3Wなのに、回すと軽く回る。これは驚きである。5000円の差は、この回転抵抗の差ということか。こちらはAlexrimsの32HのDM-18で6本組で組んでみたが、Alexrimsの情報は正しかった様で、260㎜のスポークでいい感じで組むことができた。まあ、あと1-2㎜長くてもよかったかも知れない。これで完了かと思ったのだが、DM-18のバルブホールはフレンチ用で、これは英式用にくり広げる必要がある。本当は組み上げる前に穴を広げる予定だったのだが、スポーク長の計算が正しいか確認したくなって、組んでしまった。で、この状態で穴を広げるわけだが、どこかでドリルの刃を見つけてささっと開けようと思っていたのだが、8.2㎜のドリルなんて、その辺には無いことが分かった。グランステージに行けば売っているが、おそらく1500円くらいはしそうだ。この穴を一回開けるためだけにドリルの刃を買うのはさすがにもったいない。というわけで、仕上がりは悪いが、リーマーで繰り広げてみることにした。これはまだやっていないので、これからだ。芯がずれる可能性が高いので、その場合はバルブが曲がって飛び出す可能性もあるが、パンクしないレベルまで修正すればそれでまあいいかと思っている。
いきなり、寝る間も惜しんで二本組んでみて、楽しさに目覚めてしまった。今回はハブダイナモ用だったが、普通に105ハブあたりでDT-Swissのリムあたりで組んでみたい。32Hなんてダサいと思っていたのだが、なかなかそんなに悪くない。Logicには特に合いそうにも思う。まあ、今はレーシング3で気に入っているのだが。

2020.5.10 追記

いくつか組んだホイールのまとめ
まずは、ママチャリ
mamachari-before.jpg
スポークがサビサビまあ、まだ折れそうにはないけど、ニップルを外すのにかなり苦労したので、まあスポーク交換のタイミングとしてはぎりぎり。これを超えると、スポークをカットする必要がある。まあ、カットしてもいいけどね。

mamachari-after.jpg
星のステンレススポークに交換。ハブダイナモのさびはもうアルマイトに染み込んでいて、拭いても取れない。JIS組から逆イタリアンに組み替えた。

次は通勤用に新しく組んだ、Kinlinのホイール+ハブダイナモ。
Kinlin-2cross.jpg
スポーク長の計算を間違ったので、とりあえずママチャリ用のスポークで4本取りで組んでみた。全然問題なし。でも間違ってイタリアンになった。

Kinlin-3cross.jpg
正しい長さのスポークが納品されたので、改めて6本取りで組みなおした。見た目も乗り心地も何も変わらない。今度は無事に逆イタリアン。まあ、何も変わらないけど。で、4本取りで使っていたスポークを使って、もう一台のママチャリのスポークを交換した。

最後は仙台の電動アシスト用26インチのディスクブレーキハブダイナモホイール。
Alexrims-3cross.jpg
仙台にはしばらく行けないので、自宅の27.5インチのMTBに装着して試運転。ディスクブレーキの利点の一つで、ホイールのサイズが違っても、ローターが同じなら問題なく走行可能。まあ、多少ハンドルの高さが変わるけど、無視。ジャックナイフなどして、負荷をかけてみたが、別に狂ったようには見えないので、まあまあいいかと。バルブホールは無事リーマーで繰り広げて、ママチャリのチューブを使用。日常使いの自転車なので、英式じゃないといろいろ面倒なので。

そうそう、ハンドルバーに付けるハブダイナモ用ライトは結局欠品のままだが、ブレーキキャリパーに付けるタイプをVブレーキに付けられることがわかり、試してみた。転倒時に壊れないか不安だが、まあまとまりは良い。

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仙台で自転車のメンテナンス [日常]

遠隔地の自転車のメンテは面倒だ。自宅の自転車ならどうとでもなるが、遠方だとそりゃあもう大変だ。この週末、仙台に住んでいる家族の電動アシスト自転車の後輪のリムが削れてしまったので、そのリム交換をやってきた。もう6年以上使っている自転車だ。前輪はディスクブレーキなのだが、後輪はVブレーキで、坂の多い仙台では相当な負荷がかかっているようで、これまで見たことも無いほどリムが削れて、一刻も早く交換しないと、いつリムが破損してチューブが飛び出してもおかしくないくらいだったので、事は急を要した。対応にはいくつかの選択肢があるのだが、これがなかなか悩ましい。

1.地元の自転車屋に持って行く。
リムが削れたので、交換してくれと自転車に持って行くのがおそらく一番妥当な選択肢だ。多くの人がそうすると思うのだが、自転車屋にもよるが、リム交換を提案する自転車屋は多くないと思われる。完全に(悪い)想像だが、リムの状態を見れば、対処が必要なのは自転車屋ならわかる。さて、一番簡単なのが、後輪の交換だ。できあがった後輪を購入して、後輪を交換すれば自転車屋としては作業が楽だ。しかし、この自転車、後輪に8Sの内装変速機が組み込まれており、そのパーツだけで18000円くらいする。後輪全体の交換のパーツ代は、確か4-6万円だったと記憶している。工賃がサービスになったとしても、この出費は大きい。これなら安い電動アシスト自転車を買った方がまし。そう、おそらく自転車屋は、新しい自転車の購入を勧めてくると思われる。だいたい6年も乗って、リムが削れた自転車なので、そこら中ガタが来ており、まあ普通なら買い換えてもおかしくない。実際、私もそれを考えた。

2.自分で後輪を買って交換する。
自転車屋の作業を信じていないというのが大きいのだが、通販で後輪を購入してしまい、それを仙台に持って行き、交換する。これは私にとっては一番まともな選択肢なのだが、やはり値段が高い。

3.それならいっそ、自分で後輪を組むか
これも考えたが、上述の通り内装変速機が高額だ。変速機、リム、スポークを買いそろえて組むと、25000円くらいかかる。完成品を買うよりは安いが、そこそこかかる。その上、ホイールの馴らしをする方法が無い。素人が組んだホイールをいきなり家族に使わせるのも不安だ。使い始めて1週間ほどで、再調整が必要になるはずだ。なによりも、これらのパーツを調べて正しく購入するのがかなり大変。実際、同じ型の変速機はすでに販売されておらず、一応互換性のある変速機はシマノのカタログにはあるが、ネットでの販売では見つかっていない。

4.やはり、リムだけ交換が一番安上がり
リムが削れたのを見たとき、即座にリムを交換すれば良いと思ったのだが、それに踏み込まなかったのには、いくつか理由がある。実際に、仙台でリムを交換するとなると、まず、同じリムを見つける必要があるのだが、これがその辺には売っていない。そもそも26インチのHE規格の36Hのリムなんて、普通じゃ売れないリムなので、ネットで買えるのは2種類だけだ。同じリムでは無いので、完全な互換性は無い。しかも、電動アシスト自転車では、スポークが普通の自転車と異なり、太いものが使われており、リム交換の際にスポークも交換するなら、その規格を調べて購入しなければならないのだが、これもなかなか良くわからない。現地には、事情の良くわからない家族がいるだけなので、スポーク長を計るのも難しい。さらに、現地でリム交換となると、振れ取り台やセンターゲージを購入して仙台まで運ばなければならない。自作の振れ取り台はあるが、重くてとても運べるものじゃない。そして、この件とも関係するが、馬鹿にならないのが交通費だ。仙台まで電車で往復すれば、新幹線なら黙って2万円を軽く超える。1度で済まなければそれこそ、新しく自転車を買った方が安くなる。
これらのマイナス要因を克服して、安上がりにリム交換をするにはどうしたら良いのかを、しばらく考えていた。で、結論は青春18切符だ。
振れ取り台は、安くて小型の物を新たに購入した。7800円程度だ。センターゲージも悪名高い安物を購入した。2100円くらいか。リムはアラヤのリムで2800円。念のため、リップルだけは買っておいた(980円)。後は既存のパーツを使うことにした。ネットで調べて知った「リムの引っ越し」という作業で、リムだけをそのまま入れ替える方法でリム交換を行った。後は振れ取り台で振れをとり、センターを出して、スポークテンションを交換前と同じくらいに調整して終了だ。
この作業のための材料と工具一式をリュックに詰め、自転車でJRの駅に向かい、午前9時の各駅停車に乗って6時間。仙台について、山の上までリュックを担いで登り、夕方から午前1時までかかって上記作業を終えた。再び工具をリュックに詰めて、午前6:30仙台発の各駅停車で5時間半かけて、もよりのJRの駅まで戻り、そこから自転車で自宅に戻ってきた。最悪にも最後に雨に降られたが、無事帰宅したところだ。青春18切符の威力はすごく、往復の旅費は5000円ほどなので、これよりも安い費用でリムを交換する事は不可能と思われるほど、安上がりだった。実際には、リムの状態や各種情報収集に、一度仙台に行っているので、プラス5000円ほどの費用がかかっているが、それでもかなり安上がりだ。
「リムの引っ越し」という効率的な手法を知ったので、これが可能になったのだが、本当ならスポークの交換はやりたかったので、そこが残念なところだ。長さの計算もし、価格も4000円程度だったので、費用は問題なかったのだが、新品のスポークに換えてしまうと、作業時間がおそらく数時間プラスされてしまい、週末に収まらなくなる可能性がある。また、新品のスポークだと、再調整が必要になる可能性が高いが、スポークの再利用なら、そのままの形で移行するので、おそらく再調整は不要だろうと思われる。
すべての作業を自分でやっているので、どこがやばそうか、だいたいわかっている。次回、チャンスがあれば、夏頃再度メンテに行って、やばそうなところのチェックをやりたいと考えている。

それにしても、遠方の自転車の整備は大変だ。交通費を削ると、その分体力が続かない。今回も実は体調がずいぶん悪くなった。片道6時間座りっぱなし(立ちっぱなしよりは良いが)、休み無く作業、また6時間座りっぱなし。老体にはこたえる。車で行くという選択肢もあるのだが、費用はともかく、運転がつらいので、電車の方がましだし、安全だ。つくづく、新幹線は速くて楽で良いなあと思った。

まあ、各ローカル駅舎のまえには満開の桜が出迎えてくれたので、景色には飽きなかったが。車内は空いていたので、新型コロナの感染リスクも高くは無かったし。仙台駅でお土産を買おうかと一瞬思ったが、持って帰る方法が無い事に気がつき、手ぶらとなった。

しばらく、ロードバイクに乗れていないなあ。Logicに3Tのシートポストを導入したので、試したいのだが。(別に何も変わらないと思うが)乗ったら、クロモリフレームが最高なのだが、見ている分にはやっぱりカーボンフレームが格好良い。一人で自転車に乗るのはコロナ感染のリスクも無く、ストレス解消に良いのだが。あ、あとダイエットにも。自転車整備に体力を使い果たしても、なぜか体重は増えているし。(おそらくむくみ)


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