ABCマートも人材不足か

ここ数年、リーボックの靴を好んで履いている。ソールにエアーの入った雨にも強いというwalkingシューズだ。しかし、この靴、今ひとつ耐久性が足りない感じで、１年は保たない。今回、海外出張を前に水漏れがひどくなってきたので、その前に買い換えようと、ABCマートに買いに行った。しかし、陳列を変えたのか、なかなか見つからない。廃番になったかと思った頃、ようやくお目当ての靴を発見。廃番どころか、むしろ種類が増えていたので、どれにしようかと手に取った瞬間、男性店員がすっと寄ってきて、靴の講釈を始めた。「この靴はソールにエアーが入っていて云々」まあ、ありがたいと言えばありがたいのだが、そのとき私はまさにその靴と全く同じ靴を履いていたのだ。靴屋の店員なら、客がどんな靴を履いているかをさりげなくチェックするのでは無いかと思っていたので、その対応にやや驚いた。まあ、そこで説明を拒絶しても大人げないので、おとなしく聞かせてもらった。その後、サイズをお探ししましょうかというので、合うサイズを持ってきてもらった。ここ数年、足のサイズは変わっておらず、同じメーカーの同じ型を買うのだから、試し履きも不要かと思ったが、店員が勧めるので、まあとりあえず掃いてみた。もちろん、ぴったりだ。履く際に、椅子に座り、履いていた靴を脱いだが、店員がじっとそれを見ていたので、「同じ靴なんですよ」とネタばらしをしてみた。要するに、先ほどの説明は不要であったこと、試し履きも基本的に不要で、それでちょっとためらっていた事を、さりげなく主張してみたのだが、その店員の答えは、
「ああ、ずいぶん使い込んでますね～～」

他の店に行く元気は無かったので、ありがたく購入させていただいたが、なかなかの強者店員であった。