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子供の自殺とマイナンバーカード [日常]

両者にもちろん関連はない。
先日、テレビで子供の自殺が増えたので、対策を考えているという話題が紹介された。学校の教員がタブレットなどを使って生徒の悩みを知ろうという取り組みだ。結構だとは思うが、これは対症療法で、原因を無くす取り組みではない。子供の自殺が増えているのは、何か原因があるはずで、それを改善するという方向には行かない。学校教育や家庭内の問題、社会の抱える問題などは、子供の自殺とは関係ないと思っているのだろうか。まあ、悩みを聞いて自殺を思いとどまらせれられれば、学校の先生としては合格、問題解決である。
保険証をマイナンバーカードに紐づける話も、トラブル続出で大騒ぎとなり、政府は安心していただけるよう、十分説明するという。これも、不安や不満を解消するのが目的で、根本の問題を無くす話ではない。どうも最近、そんな話ばかりだ。世の中はストレスが増す話が蔓延し、声を上げると、対応するふりをしてそんな声をかき消そうとするだけだ。
中学校の時、数学の先生が面白い話をした。円錐の体積は円柱の1/3になるという公式を習うのだが、その理由は教えない。内容が中学校のレベルを超えるからだ。しかし、中には気になる生徒がいて、その理由を聞くことがあるそうだ。そんなときその先生は、円柱と円錐を厚紙で作らせて砂場へ行き、円錐で砂をすくって3杯円柱に入れるとちょうどいっぱいになるという実験をする。すると、生徒は不思議と納得するというのだ。
これは、明らかに問題のすり替えなのだが、人はこういう対応に弱い。大学の先生に難しい英語の専門用語の意味を聞くと、日本語に翻訳した言葉を答えられて、納得した気になるのも似た話だ。結局意味は十分には理解していない。
話をすり替えて、なんとなく納得してもらえば、背後に大きな問題が隠れていても、それでOKというやり方は、いつか破綻しそうだ。先日、NHKの魔改造の番組で、スイッチを入れても起動しないというトラブルが2回連続発生するというシーンがあった。1度目のトラブルは仕方がない。しかし、2回目までの時間内に原因を突き止められなかったことが気になる。最近、日本のロケットはまともに上がらなくなった。技術的にすでに破綻しているのかもしれない。

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