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少子化 [腹の立つこと]

政府や地方自治体は少子化対策を本気でやる気があるのか、疑問に思ってしまう。実際には日本の人口を急速にかつアンバランスに減少させる気でいるのではないかと、疑ってしまうほどである。
こんな疑問は、共働きで子供を持ってみれば、誰でもすぐに体験できる。
まず、出産で喜ぶ。これはあたりまえの事だが、育児休業制度の不徹底で、すぐに問題が生じてくる。ある程度の人がここで職を守れるかどうか、困難を経験する。育児休業を確保できても、育児休業開けに子供を預ける保育園に空きが無く、路頭に迷うことになる。これはかなり深刻な問題で、かなりの人がこの経験をされていると思う。ここで無事に保育園を確保してほっとしても、それで問題が終わったわけではない。小学校に入学して、学童保育でまた困ることになる。まさに地方でさえ物騒になったこの頃、低学年の子供だけでほったらかしにはできない。しかし、学童保育の普及は極めて低い。「誰か」職を持たない知人の世話になるしかなくなってしまう。
こういったことを、第一子で次々経験すると、二人目の子供を産む勇気は失われて行くのは当然のことである。一人目は、うまく行っても二人目で職を失うかもしれない。子育ての時期は、一旦仕事をやめて、後で再就職すれば良いなどという提案は、アホの戯言でしかない。
簡単に試算するに、こういった不具合を改善するのにかかる予算は大した額ではない。世の中で毎日無駄に使われている数々の予算のほんの一部を充てるだけで、大きく改善すると思われる。
人口が減少するというのは、何にも増した経済的マイナス要因であり、国力の低下に直結する。政府が本腰を入れて取り組むべき課題であるのに、素人でさえ考えつく対策が成されるどころか、むしろ年々悪化しているという実状を見ると、開いた口がふさがらないと言ったところである。
小中学校での予算も極めて不足している。こんな予算でよく教育できるなあと関心するとともに、こんな状態では教育レベルの改善などあり得ないとも実感する。子供を甘やかす事には反対だが、子供を大切にする必要はある。これは親の愛情云々の問題ではなく、国策としての問題である。
新内閣の少子化対策担当大臣が、少しは常識を持っている事、役立たずで狂った役人どもを排除する事を願うばかりである。


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