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カブト虫 [くだらない話]

夏に頑張って採集した20匹を越すカブト虫も少しずつ死んで、残り4匹程度になった。
飼育ケースの中で繰り広げられるバトルで傷ついて、死んで行くオス、オスに襲われて死んで行くメス等、生き残ったカブト虫たちは、しぶといやつらばかりだ。しかし、さすがに10月も半ばを過ぎると、もはやただ生きているだけの状態で、動きも極めて鈍くなっている。NHKの放送によれば、メスはオスよりも1ヶ月ほど長生きし、タマゴを生むという話であったが、実際にはまだオスも1匹生きており、また、どちらもよれよれ状態で、あのメスがこれからタマゴを生むとは思えない。
要するに、自然界ではあり得ない条件で長生きしているということなのだろう。

さて、もちろん、これまでにすでに大量のタマゴを生んでおり、多数の幼虫が育っている。
2つの飼育ケースで飼われていたカブト虫は、いまや一つの小さなケースに移され、死を待つのみとなっているが、幼虫は4つの飼育ケースで旺盛な食欲で巨大に育ちつつある。
つくばといえども、もはやカブト虫を見つけるのは楽ではなく、20匹を越えるカブト虫は、研究所の中の聖域とも言える場所で採取したものである。年々、型が小さくなって来ており、数も減っているようだ。そこで今年は栄養豊富な人工飼育により、巨大なカブト虫を多数育成し、来年の初夏にふるさとである研究所の森に放すつもりでいる。子供たちを説得するのが難しそうだが。
webで調べると、マットは腐葉土で十分だと書いてあるが、実際には微妙な感じで、ペットショップで高級なマットも購入して比較しつつ飼育を行っている。まあ、実際のところ、マットの差はあまり顕著でなく、むしろケースをもっと大きくする必要に迫られつつある。幼虫は思った以上に巨大で現在7-8cm程度に育っている。そいつらが、現在30匹以上はいて、小さいやつらも急速に育ちつつある。ときどき追い出された幼虫が、上に出てきてもぞもぞしている。ちなみに、ケースは玄関に置いてあるのだが、女房は、そいつ等を見るたび悲鳴を上げている。
虫とはいえ、えさを食べさせて、大きく育つ姿を見ていると気持ちが良い。最近の楽しみは飼育ケースをのぞいて、幼虫がどれくらい大きくなったかを観察することだ。癒される一時である。


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