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フランスからのメール [日常]

地震・津波の被害ももちろん大変だが、原発が危険な状態になっており、国際的にはこちらの方が影響が大きくなりつつある。
 今回の地震は国際的に大きく報道された様で、海外から何通かお見舞いのメールが届いた。心配して送ってくれているので、無事であることをすぐに返事しなければと思う一方、こういったメールは慣れていないので、結構書くのに時間がかかったりする。地震の対応で追われているところに、結構負担だったりするのだが、心配してくれる気持ちは非常にうれしいので、頑張って返信した。
 ところで、当グループには4人の中国人がいるのだが、そのうち3人はすでに日本を離れ、中国に帰国中である。一応、帰国前に私にメールを送っているが、私の返信を待つまでもなく、さっさと帰国している。実に素早い。どうやら彼らにとっては、原発は非常に危険な存在に見えるらしい。最初は、そんな事は無い、すぐに安定すると言っていた私だが、さすがにそんなに楽天的になっていられない状況になってきた。私は老い先短い身なので、ここは一肌脱いで単身ホースを担いで格納容器に乗り込んで、圧力容器やプールに水をぶっかけても良いとさえ思っているのだが、実際にはやらせてもらえないだろう。
 そんな中、フランスからもお見舞いメールが届いた。ありがたい話なのだが、内容が少し?だ。原子炉が無事冷却されるのを望んでいると書いてあるのは良いのだが、その後、おまえはつくばにとどまっているのか?南に(フランス人なので)逃げないのか?と書いてある。どうやら、彼らの感覚ではここは逃げの一手らしい。
 私はそれほど放射線を恐れていない。もちろん、老い先短いというのもあるが、そもそも地球上はそこら中放射線だらけである。この手の物は積分値が効くのではない。最大値が効くのだと思っている。赤外線は弱ければ、単に暖かい心地よい電磁波である。しかし、強度が強くなれば、肉を焦がす。これは、赤外線ヒーターで頻繁に経験する事である。残念ながら、放射線(といってもいろいろあるが)を感じる器官が無いので、自ら危険回避ができず恐怖感が伴うが、基本的に同じ事である。携帯電話のマイクロ波も強くなれば電子レンジである。電界強度が妙に強く、蛍光灯が勝手に発光するところもあるという。細胞や遺伝子に影響を与えるほどに電磁波等の強度が増せば、生体的に影響が出てくるのは当然である。自らキャンプファイヤーに身を投じる者はいないだろう。熱ければ、離れれば良い。放射性同位体の半減期の問題があるので、物事はそれほど楽観視できるわけではないが、化け物の様に恐れるほどでもない。
 それにしても、東京電力の記者会見に出てくるメンバーはちょっといただけない。記者や視聴者の神経を逆なでする天才である。どうすれば、人がいらだつかを熟知している様にさえ思う。
 それでも、日本人の叡智を私は信じている。

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