特急料金 のぞみとひかり

物理学会の出張申請で、旅費システムが出して来た交通費が、JRの運賃表と異なっており、年度末のゼロ執行を前に困ってしまった。後日修正となれば、差金の処理で問題が生じるためだ。問題となったのは、東京－広島間の新幹線である。乗車券も特急料金も一致しなかったのだが、乗車券については、往復割引の適用で解決した。いつも忘れてしまうのだが、東京からだと神戸あたりを過ぎると往復割引が適用される。それを忘れていた。旅費システムも、往復割引等の表示があれば良いのだが、何の表示も無く、往路も復路も同様に料金が減額されていた。ともあれ、これで乗車券の金額は正しいことがわかったのだが、特急券がわからない。で、気になったのが「ひかり」の文字だ。最近、滅多に乗らなくなった「ひかり」だが、旅費システムには、その文字が表示されている。で、念のため料金表を確認すると、なんとひかりの特急料金は、のぞみよりも安かったのだ。ご存じの方も多いのだろが、私はすっかり忘れていた。のぞみとひかりの特急料金は違うのだ。ただ、手元の料金ソフトでは、東京－広島間で「ひかり」を選択することはまず無いし、実際ひかりに乗る人はわずかだろう。そのため、ひかりの特急料金を見る事はほとんど無かったのだが、なぜか、この旅費システムは、ひかりを選択したのだ。
これで料金が合わない問題は解決し、システムが最低料金を選択したためだとわかった訳だが、さすがに広島までひかりに乗るつもりはない。以前、ひさしぶりにひかりに乗った事があったが、「のぞみ待ち」で停車するのだ。私の記憶では、停車駅ではない駅で停車し、のぞみ通過を待つこともあったような気がする。これではかつての「ひかり」ではない。たとえ一秒を争う旅でなくても、長時間停車されるのは、精神的に苦痛である。長距離移動の場合は、のぞみ以外の選択肢は無いと思う。
それにしても、のぞみの特急料金が高い事をすっかり忘れていた。（いや、そもそも知らなかったのか？）と、ここまで考えて、そういえば「こだま」の特急料金が「ひかり」と同じというのは、ひどすぎる気がする。ダイヤの関係で待たされるのは仕方がないとして、せめて安くしようよ、JR東海さん。