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サドル沼が深い [日常]

ロードバイクに乗ると、多くの人がサドル沼にはまるようだ。特に、中途半端に経済力に余裕があると深くなりそうだ。すごく経済力があれば、最初から良いサドルにたどり着く可能性もあるが、中途半端な経済力だと、サドルに2万円も3万円も出す気にはなれず、結果安物のサドルを沢山購入するはめになるように思う。本当に余分なお金が無ければ、お尻が痛くても我慢して乗り続けるしか無い。それはそれで一つの選択であり、仕方がない。しかしちょっと余裕があると、ロードバイクを楽しみたいので、どうしてもサドルに中途半端な投資を続けることになる。
問題が奥深いのは、実は自分が変化してしまうからだ。これは実感としてわかる。乗り始めた当初は、お尻を丸くくるんでくれるサドルが痛みが出にくく、そういったサドルを選んでいた。この解に至るにも、それなりの投資を行ったものだ。これで到達した結論はもう変わらないのだと思っていたのだが、1万円以上もしたサドルが2年ほど使い続けるうちに段々合わなくなってきた。それは、お尻の筋肉が変わってきたからだ。自転車に乗り続けるうちに、徐々に筋肉がついてきた。丸くお尻を包むサドルでは、筋肉に干渉して痛くなるのだ。そこで今度は骨を支えてくれるサドルを探すことになる。しかし、お尻を丸く支えてくれるサドルの良さが忘れられないため、極端な形状変化を嫌い、少しずつ変えていくことになった。そのため、少しづつ形の違うサドルを購入し続け、ますます深い沼にはまるのだ。で、今回たどり着いたのが、なんと、1800円のロックブロスのサドルだ。おそらくどこかの有名サドルのコピー品と思われる、たぶん中国製のサドルだ。これはほとんどお尻を包まない構造で、そのためお尻の筋肉に干渉しにくい。その分恥骨付近に負担がかかるわけだが、その辺の形状が微妙に力が分散されるようになっていて、乗り心地が良いのだ。何より、お値段が1800円というのがうれしい。思わず2個目も買ってしまった。

rockbros.jpg
ロックブロスのサドル

この形状が今のお尻に合うという事がわかったので、少しは業界に貢献しようと、まともなサドルも買ってみた。とはいえ、高額なサドルを買うほど経済力は無いので、Merlinサイクルの安売りのAstuteのStarlineをクリックした。おそらくこの形状が合うはずだ。価格は6100円だ。このままだと、送料を払わなければならないので、アルテグラのローターも購入して1万円以上にしたが。それがようやく本日到着した。やはり、安物のサドルとは違う。作りがきれいでしっかりしているし、何か所もMade in Italyとあり、中国製では無いことを主張している。さっそく装着して、軽くまたがってみたが、ロックブロスのサドルよりもほんの少しだけ乗り心地が良さそうだ。実際の使用感は100km以上乗ってみないとわからないので、後日の報告としたい。6000円程度なら、本物に投資しても良いと思う。しかし、このサドル、アマゾンで買うと18000円くらいする(3倍)。そこまで出すかというと、それならロックブロスで我慢するという感じだ。1800円のサドルでも、120km程度のロングライドでは、全くお尻の痛みは無い。

starline.JPG

Starline、やっぱり作りが良い
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