SSブログ

ガーミンのハートレートモニター復活? [日常]

最近たて続けに2回、ガーミンの心拍計(胸に装着するタイプ)が異常になり、走り出しに180bpmくらいになるという症状が出た。電池の消耗か、本体の故障かといろいろいじったが、結局治らず、そのまま装着して出発したら30分ほどして正常に動き出したのだが、帰宅後再度試験すると、再び異常が出た。ネットで調べてみると、どうも本体ではなく、ベルトの接触不良の可能性が高いという事で、交換用にキャットアイの安物ベルトを二本発注したのだが、ベルトをよく見ると、7回使ったら1回洗濯しろという絵が描いてある。そういえば、マニュアルには時々手洗いしろとあったように思うので、ダメ元で手洗いしてみた。(以前、一回だけ洗ったことがある)で、先ほど乾いたので試してみたところ、あら不思議、正常にカウントしている。
どうも、導電性ゴムの電極の接触不良ではなく、むしろベルトにしみ込んだ汗のせいで電極間の抵抗が低下したのが異常の原因ではないかと思われる。私の汗は(少なくとも自分には)それほど臭くないので、これまで使用後は軽く汗を拭きとるだけで済ませていたのだが、どうもベルトにしみ込んで蓄積された汗がいけなかったようだ。実は同様の症状は、キャットアイの心拍計でも生じていた。装着直後、異常に高い心拍数を示し、しばらくすると正常にカウントするというものだ。で、ついでにキャットアイのベルトも洗ってみたのだが、こちらもずいぶんましになった。どうも、ベルトに汗がしみ込んだままにしておくと、カウントが異常になるようだ。心拍数の検出法は詳しくは知らないが、おそらく心電図の測定と類似の手法だろう。電極間に発生するわずかな電位差パルスを増幅してカウントするものと思われる。電極と皮膚は良好なコンタクトが必要だが、電極間の絶縁は確保されていないと電位差が検出困難になる。使用開始直後はベルトは乾いているので、高い塩分濃度となっているが、しばらく使って汗をかくと、水分量が増えて逆に塩分濃度が低下し、電極間の絶縁性が高まるのかも知れない。電極間の抵抗が低いと、心拍パルス高が下がり、ノイズレベルと差がなくなってカウントが異常になるのではないだろうか。
要するに、電極と皮膚の電気的接触を高め、電極間の絶縁性は高めることが重要だと思われる。実際には、人体の標準的な抵抗値(数百kΩくらいだろうか)を負荷抵抗として接続していると思われるので、その抵抗値から大きくずれると(大きくなっても小さくなっても)入力電圧が下がり、検出困難になるのだと思われる。同様なトラブルにあった人は、ベルトの洗浄を試してみるのも良いかも知れない。塩分を流し落とすことが重要なので、皮脂を溶かすためのわずかな界面活性剤の存在下でしばらく水に漬けておくのが有効だと思われる。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。