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速歩でFTPが向上 [日常]

自転車ばっかり乗っていると、骨粗しょう症になるという。老人は、足を怪我すると寝たきりになったりして、いろいろトラブルのもとになるので、時々徒歩通勤をして足の骨に刺激を与えて、骨を強化しようと考えた。で、ネットで検索すると、ゆっくり歩いていてはあまり意味がないという。これまでも、時速6㎞くらいで歩いて、早歩きだと認識しており、それで結構疲れてもいたのだが、どうもそれでは全然遅いらしい。できれば時速8km、初心者はとりあえず時速7kmを目指しましょうということらしい。こういう速度で歩くと、同じ速度でランニングするよりもカロリー消費も高くなり、いろいろと具合が良いという。それじゃあ、やってみましょうと始めてみたのだが、これが想像した以上にめっちゃキツイ。いや、最初の1kmくらいで、足の筋肉が痛くなってしまい、全然ダメじゃんという結果に。さて、世の中の一般人ができることを、自分ができないというのはちょっと私のプライドが許さないというわけで、2週間ほど、片道3kmの通勤をこの速歩でやってみた。初日は6.8㎞/h程度で汗だく、筋肉痛だったが、毎日少しずづ速くなり、無駄な筋肉も使わなくなり、徐々にいい感じなって行った。二週間後、ようやく時速7.4㎞の最速記録が出た。で、なんか足の筋肉のどこかで血流が良くなった気がした。これは、自転車に乗ってもいい感じじゃね?というわけで、ヒルクライムやらタイムトライアルやらやってみたら、あっけなくFTPの更新、TTタイムの大幅短縮に成功した。FTPの更新はほんの少しだったが、タイムトライアルの更新は30秒以上で、距離16.25kmを24分28秒、平均速度39.9km/hは、すっごく具合の良い追い風を考慮しても還暦過ぎのおっさんの記録としてはかなり良いんじゃないかと思う。
歩く筋肉と自転車を漕ぐ筋肉は全然違うとかつて思っていたのだが、ハムストリングで漕ぐようになってからは、かなり共通の筋肉を使っている実感がある。しかも、速歩で鍛える筋肉には、自転車に乗るだけではうまく鍛えられないが、それでいて自転車をこぐのに非常に有効な筋肉があるような気がする。まだたった2週間の速歩通勤の結果なので、始まったばかりだが、通勤がトレーニングになるのは、なかなか効率が良い。

2021/06/18 追記
上述の通り、速歩で通勤してずいぶんとロードバイクの記録も更新できたのだが、案の定ちょっと膝と腰に痛みが出てきた。で、ネットで調べると、踵で着地する歩行やランニングは、膝や腰のけがにつながりやすいという。私の場合、ランニングでも踵着地で、右膝を壊したため自転車に興じているわけで、速歩でも膝に負担をかけてしまってはちょっとやばい。というわけで、いろいろ調べて試した結果、つま先着地できる程度の歩幅で、踵着地する歩き方が良さそうとの結論に達した。実際につま先着地でも歩けるのだが、これはこれでいろいろと負担がかかり、とんでもないところが痛くなった。まあ、やってできないことも無いのだが、いきなり無理するのも無謀なので、踵着地は温存し、膝や腰に負担のかかりにくい着地位置に修正した。おかげで、ずいぶん負担は減ったのだが、ストライドがずっと短くなってしまい、スピードが遅くなってしまった。この歩幅で速度を稼ぐには、かなりピッチを上げなければいけない。がんばってみたのだが、8km/hなどという速度はほぼ無理な印象である(足が短いとも)。限界で7km/h程度だろうか。いずれにしても、歩き方を大きく変更したので、また振り出しに戻って、やり直しである。しかし、歩き始めて60年以上経ってから、歩き方を変えるとは思わなかった。面白い。
ちなみに、徒歩通勤に凝ってしまったので、通勤で自転車を使う頻度がだだ下がりで、ほとんど使わなくなってしまった。こうなると、自転車がさび付いてしまうので、金曜日は自転車通勤の日と決めて、なるべく乗るようにしている。

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