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USBメモリーのスピード [日常]

USBメモリーは非常に便利だが、実験室でも、データの移動に欠かせないツールとなっている。現在、実験装置の多くはPCで制御するが、その制御ソフトの更新は必ずしも充分ではない。場合によると、メーカーのサポートが停止してしまうこともある。従って、OSのアップデートがあったとしても、気軽にアップデートする訳にはいかない。そのアップデートにより、制御ソフトが動かなくなる可能性があるからである。したがって、安全な手法は、購入時の状態を維持することである。
これを実現するには、実はインターネットから切り離すしかない。インターネットに接続したままOSのアップデートをしないと、ウイルス感染や不正アクセスの危険性があるからだ。こういう理由で、実験室にはネットワークに接続されていないPCがいくつか存在し、実験結果はそのPCに保管されることになる。で、データを吸い上げるために何らかのメディアが必要になるわけで、USBメモリーは最も使いやすいメディアということになる。
で、本題のUSBメモリーだが、当然使いやすいものを求めて何度か購入している。形も、価格も様々だが、基本的な機能はみな同じで、大差ないと思っていた。しかし、機能性の高いものを買うという習性があるため、これまで比較的高機能のものばかり買ってきた。しかし、すっかり歳をとったのか、最近実験室にUSBメモリーを持参するのを忘れることが多くなった。これは困る。というわけで、初めて機能性ではなく、如何に気軽に持ち運びできるかという基準でUSBメモリーを購入してみた。新製品のキャップレスのもので、携帯電話等にぶら下げて持ち歩いても気にならない、サイズ、重さ、デザインとなっている。(バッファロー製)で、ようやく先週届いたので使ってみて驚いた。遅いのだ。100MBクラスのファイルを転送するのに、分のオーダーで時間がかかる。これまで使用していたIOデータの高速型のやつだと、10秒程度ですむサイズだ。概算で10倍程度転送速度が違う。これには本当に驚いた。もちろん、実験データの多くは数十kBであり、転送速度が問題になることは滅多にない。だから、持ち運びしやすいものであれば、速度は重要ではなく、今回の購入に何の問題も無いのだ。問題は無いのだが、驚いたのだからしょうがない。確かに、IOデータの奴は異様に高価であり、その転送速度を声高に謳っていたのも事実だ。しかし、多くのユーザーにとって、USB2.0のインターフェースであれば、同等の速度だろうと考えるのもまた普通のことであり、商品によってこれほど大きな差があるとは思わなかったというわけだ。
まあ、ただそれだけの話なんだけど。
ちなみに、IOデータでダウンロードできるUSBメモリー用の暗号化ソフトはなかなか使いやすくて気に入った。しかし、IOデータのUSBメモリーが刺さっていないと使えないというのは、もちろん他社製品対策として当然とはいえ、不便だ。何らかの登録により、使えるようにする機能があっても良いような気がする。


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