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SONY来る [日常]

晩飯を食べていたら、いきなりピンポンがあり、見るとSONYの社員だと名乗る男が立っていた。
礼儀正しいし、身分証も見せてくれたが、言っている事が怪しげなのでおかえりいただいた。彼が言うには、何やらこの地区の光回線の機械を高速化したが、モデムが対応していないと十分な速度が出ないので、もし古いモデムなら無償で交換すると言ってきたのだ。モデムの写真付き一覧を見せて、この中にお使いの機種があるなら、交換対象だと言った。
そもそもSONYという企業名を使うのが怪しい。NTTという社名も出していたが。我が家が契約している企業名はどちらでもない。そもそも契約している会社であれば、我が家のモデムの型番は承知しているはずで、交換が必要かどうかは、私に聞くまでも無く知っているはずである。玄関先で私にモデムの確認を求めてくる時点で怪しさ満点である。SONYを名乗るその人間が、我が家が契約している会社と無関係であるなら、私が勝手に貸与されているモデムを交換してしまったら、契約違反で訴えられそうだ。

まあ、おかえりいただいたので、これ以上の情報は無いのだが、なぜ彼が我が家に来たのか想像してみた。光回線の光ファイバーは、屋外から家に引き込んでいるので、外から見ればどの中継器につながっているファイバーかすぐにわかる。その中継器を見れば、詳しい人間ならどういった系列の光回線かわかるのだろう。そこで出てきたのが、SONYやNTTという社名なのだろうと思われる。さて、無償でモデムを交換という事なので、モデムを売りつける単純な商法では無さそうだが、玄関先で使用しているモデムの型番を言える人は少数だと思われるので、おそらく屋内に入りモデムを確認するという手順に進むのではないだろうか。で、モデムを見たところでケーブルを交換する必要があり、それは実費をいただきますとか何とか、何かを売りつけるのではないだろうか。知らんけど。WiFiがどうこうと言っていたので、無線LAN関連の機器を売りつけるのかも知れない。
対応している時点で、好奇心半分、だまされたくない心理半分の状態だったのだが、晩飯の最中だったので、おかえりいただいた。昼間の時間帯なら、もう少しお相手して相手の目的を聞き出そうとしたかも知れない。
まあ、まともな会社なら、この働き方改革のご時世の祝日の夜にいきなり訪問することはあり得ないと思う。

追記:ネットで検索すると、同様の事例がいくつかあるようだ。いずれの報告も、被害を受けるに至っておらず、訪問者の真の目的は明確では無かったが、どうもモデムの交換自体が目的の様だとのこと。モデムの交換は契約の変更を意味し、(ユーザーの意思とは関係なく)現在の契約を解約し、別会社との契約に誘導するのが目的のようだ。

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