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ムカデコロリで無事解決 [日常]

日曜日の朝、猛暑の中、腕の産毛をむしられるような痛みを感じて目が覚めた。寝ぼけていたので、何事か?と思ったのだが、痛みを感じた部分にはほぼ毛が生えておらず、実際には毛をむしられたわけでは無い事がわかった。と、同時に視界に何やらおぞましい姿が。そうムカデだ。体長10cmにも見えたが、実際には5-6㎝くらいだろうか。小さなムカデだが、きれいな赤い色のテラテラした感じは、一瞬で目が覚めるのに十分だった。それから慌ててムカデ探しを始めたが、見つからない。見つからないとなると、また噛まれるのではないかと不安になり、精神的にやばい。というわけで、薬局に行き、ムカデ退治の薬を探したところ、ムカデコロリなるものを発見。ベッドの四隅にセットした。ついでに、捕獲の効果があるという、ゴキブリホイホイも設置。数日待ってみた。しかし、一向に姿を現さない。別の部屋に逃げたのか?と思っていた今朝、干からびた死骸を発見した。どうやら早々にムカデコロリを食べてコロリと逝ってしまっていたようだ。これで一件落着なのだが、なぜ二階の寝室にムカデが侵入したのか。おそらく答えはゴーヤである。今年は、二階のベランダから庭に向けてネットを設置し、そこにゴーヤを這わせている。立派に育って満足していたのだが、そのゴーヤネットを這って、ムカデが上がってきたに違いない。ベランダまでたどり着けば、窓から侵入するのは容易だ。というわけで、侵入経路と思われるベランダに虫の侵入を遮断する薬を撒いた。これでしばらくは、ムカデの侵入を防げると思われる。
しかし、隣が公園とはいえ、最近頻繁にムカデを目撃し、ついには自分が噛まれることになるとは。ここは自然が残っているというか、田舎というか。まあ、小型のため、大した痛みも無く、ステロイド入りの軟膏で、すぐにきれいになったので、被害はほとんど無かったのは幸いだ。先日路上で退治した奴はもっと大きかった。


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北京事情2018.07 [日常]

1週間ほど北京に行ってきた。我々のところから、中国科学アカデミーに就職したやつが、北京の空気はもうきれいになったので、大丈夫ですよと言うので、期待してマスクも持たずに行ったのだが、着いた早々に「話が違う!真っ白やんけ」となった。しばらく滞在してわかったのは、確かに隣のビルが見えないほどのひどいスモッグは減ったが、PM2.5は健在だということ。天気予報とともに、PM2.5の数値が発表され、100以下ならOK,200を超えると危険と言われているらしい。200を超えると危険なものが100以下なら安全という基準がそもそもおかしな気がするが、みんなそれを信じているらしい。で、滞在中の値はだいたい50-60くらいだろうか。もっとひどい時もあったかもしれない。しかも臭い。無臭の粒子ではなく、何か刺激臭がする。現地の人はもうおそらく気が付かないレベルだとは思うが。ホテルの部屋には空気清浄機が置いてあり、そこにも数値が出る。その数値は常に30以上を示していた。外気を吸い込んでいる以上、ヘパフィルターでも通さない限り、この数値はそうそう下がらないはずで、事実その通り、非常に高いレベルを維持していた。この部屋の中が安らげる空間なのだが、1週間滞在した最後の晩は、朝方痰がからんでむせて起きた。のどをやられたらしい。街には黒いマスクをしている人も、時々見かけるが、基本、マスクはしないようだ。まあ、中途半端なマスクでは防げないはずだが。個人的な感想では、2-3日の滞在なら問題にはならなさそうだが、長期の滞在時には気を付けないと、病気になる可能性もありそうなレベルだと思う。確か、視界は1.2kmとかだったと思う。日本でも霞んでいる日はそれくらいの視界になるが、原因が違う。PM2.5で視界1.2kmは、かなりやばい状況だ。もちろん、青空は見えない。上海から来ていた参加者が、上海の青空の写真を見せて自慢げだった。上海は海沿いなので、風向きによっては青空が見える。中国で青空を見ると、何か感動する。それくらいレアなものになりつつある。当然、今回の北京滞在でも青空は見ていない。当然太陽も見えないが、太陽の向きがわかるほどには晴れたこともあった。方角もわからなかった以前に比べれば、かなり良くなっているのは事実であるが、まだまだ改善が必要だ。(中国にその気があるか知らないが)
 ちなみに、帰りの北京の空港のセキュリティーでモバイルバッテリーを没収されてしまった。中国語でまくしたてるので、よくわからなかったが、どうやら安全マークが入っていないから機内に持ち込めないと言っているようだった。そりゃあそうかも知れない。私の持っていたモバイルバッテリーは、ジェーソンで買った中国製のめちゃ安の製品だ。800円くらいだったろうか。結構気に入っていたのだが。中国で生産した安全検査を受けていないモバイルバッテリーを中国のセキュリティーが没収するという、まあなんとも変な話だ。羽田のセキュリティーは素通りだったのだが。先日のパリでは、荷物の重さではねられた。これも成田はOKだったものだ。この手の検査の非対称性は、旅行者にはストレスになる。だめならだめで、国際的に統一して欲しい。行きはOKで帰りはだめというのが、多くて結構困る。

まあ、いずれにしても無事帰国できた。日本も北京に負けずに暑いが、空気はきれいだ。しかしこれも過去に多大な犠牲を払って手に入れた空気だ。工業生産を優先させていたら、日本もこんなにきれいな空気は残っていなかっただろう。中国がそういった方向にかじを切れるのか。少なくとも、交差点での自動車はずいぶんジェントルになった。監視カメラと顔認証による摘発、テレビでの周知など、交通マナー向上にかなり力を入れているらしい。やればできるという感じだ。まあ、あいかわらず、歩行者・自転車は信号を守らないが。

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北京の豪雨でずぶ濡れ [日常]

 学会で北京に来ている。豪雨と言っても、日本で大きな災害をもたらしたような豪雨では無い。まあ、普通の夕立で、すぐに雨脚が弱まるレベルなのだが、どうも排水が今一つという話だ。昨日は朝から雨模様だった。現地の知人に聞くと、北京はあまり雨が降らないという。基本は乾燥しているらしい。そういうところは、だいたい雨水の排水処理がいい加減であるが、北京もそうらしい。
 朝から土砂降り・小雨・しばらく止む・土砂降り・・・を繰り返す様な天気だったのだが、会場に向かう時にちょうど土砂降りになり、靴がびしょ濡れになった。しかし、会場で一日かけてほぼ乾き、さあ帰ろうというところで再び土砂降りになった。仕方なく雨の中を帰ったのだが、会場の北京大学の道路はもはや川となっており、なんとか道路の縁の少し高い部分を選んで歩くも、最後は結局水深10cmくらいの川を避けることができず、靴は水没した。それでもなんとか大学内を抜け、大きな交差点に出たところで、心が折れた。大きな道路が交差するところでは、水深が30-40cmに達しており、膝まで水につかりそうな状況である。さすがにそこは渡りたく無いので、一旦引き返して、少し浅いところで道を渡ったが、それでも再び靴は水没。完全にびしょ濡れになった。まあ、きれいな小川の水に水没するならまだましだが、得体の知れないもので濁った水だと、かなりきつい。
 大学内の建物からの排水の様子を見ていると、建物の数カ所から雨水がまとまって道路に吐き出されていた。つまり、屋根に降った雨は雨樋を通して集められ、道路に排水されるように作られている様だ。日本であれば、排水溝に排水すると思うのだが、ここには側溝というものが無く、道路に排水する。当然、道路が排水路と化して川になるわけだ。現地の学生たちはさっさと諦めて、川と化した道路を歩いていた。普通の事なのだろう。もちろん、喜んでいた訳では無い。今回は見られなかったが、前回北京に来た際は、雨が降ると、会議場のロビーで学生が堂々と傘を干していた。ロビーは開いた傘だらけになり大迷惑だが、お構いなしだ。こういう事態を大学や自治体がシステムとして何とかうまく解決しようという発想があまりない様に思う。いろいろ不都合があっても、個々人のレベルでなんとかしようという感じだ。人々は活気があり、これくらいの豪雨ではなんともないという感じなので、それでも良いのかも知れない。
 びしょ濡れになった靴は、部屋で干しておいたが、一晩ですっかり乾いた。ホテルの部屋は本当に乾燥しているようだ。


2018.7.19 いよいよサバイバルに
昨日は、エクスカーションでForbidden Cityに行ってきた。立派な建物や歴史についての説明を受け、それはそれでよかったのだが、何しろ暑い。いや、暑いなんてもんじゃない。常時風呂に浸かっているいる感じの暑さ、湿度であった。もちろん、世界遺産であり、有数の観光地なので、人の多さも半端ない。ただ立って話を聞いているだけで、汗がぽたぽたと落ちてくる。日差しが強い訳ではない。曇っているし、PM2.5のおかげで視界は1㎞に満たないので、そもそも晴れているのかどうかもわからない。やや小雨が降っているのかという感じの天気である。その状況での蒸し暑さだ。日差しが強くて暑いなら日陰に逃げれば良いが、そうでない場合、逃げ場が無い。ただひたすら耐えるのみであった。結局昨日は、この暑さの中11㎞以上歩き、体力の限界に挑戦した形だ。まさにサバイバルになってきた。何しに来ているのか、忘れそうになる。肝心のプレゼンは明日なのだが、フライトの予約を勘違いしていて、プレゼンが終了したらすぐに空港に向かわないと間に合わない。最後の最後までサバイバルだ。
Beijing-2018-07.jpg
Forbidden cityの中の風景 背景が白いのは特殊効果ではない。PM2.5のせい。


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