SSブログ

良く見る「剛性の高いフレームは足に来る」の理由がいい加減? [日常]

私のような初心者がロードバイクのフレームを選ぶ際、雑誌やネットの情報を参考にするのだが、そこに書かれている内容が謎すぎて、この業界の闇を感じてしまう。もちろん、悪い意味でだ。どうやら、高剛性のフレームは漕ぐ力がロス無く伝わるのに、なぜか剛性の低いフレームよりも疲れて足が売り切れてしまいやすいという体験をしたライダーが、感覚的な説明を披露しているようだ。訳知り風に滅茶苦茶な論理を展開しているので、読む方は煙に巻かれてしまう。しかも、だいたい結論が無い。

1.作用反作用理論
硬いものを踏めば、柔らかいものを踏むよりも反作用が大きく、足の負担になるという説である。本当に硬いものを踏むならば、そうなのかもしれない。しかし、ペダルを踏んだ力は、クランク・チェーンリング・チェーン・スプロケット・ハブ・スポーク・ホイール・タイヤと伝わっていくのであって、フレーム剛性(BB周りの剛性)が、反作用に大きく影響するとは思えない。踏んでいるのはペダルであって、フレームでは無い。この伝達系の効率は非常に高いので、ペダルを通して足が感じるのは、おそらくこれらのパーツの中で最も剛性が低そうなタイヤの剛性であると考えられる。つまり、作用・反作用理論で攻めるなら、相手はフレームでは無く、タイヤとなるはずだ。この辺の感触は、タイヤのコンパウンド、サイズ、空気圧等で変化すると思われるが、これを議論している説を見たことが無い。そもそもBBの役割は支点であり、その剛性が大きく足の負担になるとは考えにくい。

2.応答時間理論
神がかった理論なので、読んでも理解不能であったが、反作用の応答時間が剛性の高低によって変化するのが原因とかいう説である。(違っているかも)この奇説が、フレームの固有振動数と振動吸収性について議論しているのであれば、気持ちは分かる。

だいたい、これらの諸説を説く人々は、フレーム素材の力学特性も真面目に考えていない事が多い。例えばクロモリは基本的にバネと同じで、弾性変形をする素材である。変形すると力が逃げてロスするという記述は、この素材には当てはまらない。かかった力の分だけバネ定数に従い変形するが、弾性域であればバネとして働き復元するので、ロスは大きくない。問題は、復元力をうまく推進力に活かせるかどうかで、これがうまく行かないと、結果としてロスになる。この辺には、フレームとしての応答(固有振動数)の要素が関わってくるので、応答時間の問題が生じると思われる。しかし、アルミやカーボンには厳密には弾性域が存在しない。アルミ合金は、弾性域に類似の応答域が存在するが、カーボンのsp2結合は、現存の素材の中で最も強い結合であり、基本的に伸びによる変形はしない。(引っ張れば、伸びずに切れる)したがって、カーボンフレームの変形は、炭素結合の伸びによるものではなく、主として樹脂の部分の変形に起因するものか、炭素の結合の変形であるとすれば、伸びではなく「曲がり」によるものである。曲がりに対しては柔軟性があるので、変形は可能であるが、その変形に対する力定数は高く無いので、剛性は低くなる。これら、アルミやカーボン素材では、弾性域が無いので、変形から復元する際にロス無く戻るという特性は期待できない。逆に言うと、変形は熱に変換されてロスに繋がりやすい素材である。この特性は、ロス無く力を伝達するにはマイナスだが、振動吸収という意味では有効である。実際に、フレームの振動吸収特性を測定すると、アルミやカーボンフレームの方がクロモリよりも振動吸収性が高い事がわかる。つまり、力学的には振動吸収性は、変形(復元)の際のロス(ダンピング)の大きさに関係しており、バネ定数で決まる負荷に対する変形量の大小とは直接関係しない。弾性域のあるクロモリでは、変形が大きくてもロスの少ないフレームが可能だが、アルミやカーボンでは、フレームの変形はロスにつながるので、変形しないフレームを作る必要が出てくる。これが、フレーム構造の大きな違いを生んでいると思われる。まあ、比重の違いも大きいが。
で、高剛性のフレームは足が売り切れる問題だが、これは高剛性フレームの問題なので、基本的にアルミやカーボンフレームの問題であるはずである。変形がロスにつながるこれらのフレームでは、速く走るためのレーシング機材のフレームは必然的に高剛性を目指す。では、なぜ高剛性では足が売り切れるのか。高剛性のフレームは変形量が少なく、ロスが少ない。つまりダンピングの効果があまりなく、振動吸収性が低い構造体になるという事であり、これはすなわち乗り心地が悪いフレームという事になる。フレームが振動を吸収してくれないため、サドルやハンドル、ペダルに地面からの振動がより大きく伝わってくる。で、体に大きな振動が伝わると、無意識に体中の筋肉を緊張させて、その振動を筋力で吸収しようとする。実際、ロングライドで体が疲れ果てると、この筋力による振動吸収がうまくできなくなり、保護すべき首や頭に振動が伝わって、痛い思いをすることがある。つまり、元気なうちは無意識にこの筋力による振動吸収を行っていることがわかる。高剛性のフレームでは、変形ロスが少ないゆえに、路面の荒れに起因するフレームの振動を全身の筋肉の緊張を使って吸収するため、剛性が低く、振動吸収性の高いフレームよりも疲れやすく、その結果、早く足が売り切れてしまうのではないかと考察できる。
基本的にはそういう考察になるわけだが、実際にはもう少し複雑だろう。フレームの振動吸収性が問題になるのは、ペダル、サドル、ハンドルのライダーとのインターフェースを担う部分であり、これらのパーツに振動が伝わらなければ、乗り心地は確保できる。一方、ペダルを踏みこんだ力をロス無くタイヤに伝えるために必要な剛性は、BB周りやチェーンステーなどの部分が重要となる。BB周りの剛性を上げるには、前三角の剛性を上げる必要があるが、すべてのチューブの剛性を上げなくても、剛性の確保は可能であることから、ライダーとのインターフェース周りの剛性を抑えて、駆動系周りの剛性を高くするという事はある程度可能であるはずである。それが、最近のはやりの極太ダウンチューブに、ガッチリチェーンステーに対して、細いシートステーというフレーム設計なのだと考えられる。十分な力学的解析と、潤沢な予算があれば、加速の良い高剛性フレームでも、乗り心地を確保することが可能になり、結果、足の売り切れない高剛性フレームは可能なのだと思われる。そのようなフレームでも、足が売り切れると感じるとすれば、この考察では考慮できていない別の要素が大きく影響している事になるが、実際には、あまりにも早く走れるのでついつい漕ぎすぎて疲れてしまうという、単純な心理的要素が大きいのではないかという気もする。
そもそも、ロードバイクのフレームに振動吸収性を求めるのも贅沢な話である。自動車の場合は車体が重く、その重い車体が動かないように、ホイールが動いて振動を吸収するサスペンションが装着される。しかし、ロードバイクでは、一番重いのは人の体である。ホイールは軽くて1㎏程度だが、これを独立に動かす機構はホイールよりも重くなるので使うのはバカバカしい。で、システムを見渡すと、ホイールにつながるフレーム重量も1kg程度であり、全部合わせても7㎏程度と、人体の1/10程度の重量なので、車体全体を路面に追従させて、体と車体の間で振動を吸収するのが効率が良いのでは?という事になる。これは要するに、筋力で振動を吸収するという事で、重量増加が全く無い素晴らしいシステムである。つまり、ガチガチに硬いフレームを体で抑え込んで走るのが本来の姿という気がする。しかし、最近の高度なフレーム作製技術により、無いものねだりが可能になりつつあるため、贅沢なフレームができつつあるということだろう。私もこのカーボンフレームの乗り心地に魅せられた一人である。多少ロスが大きくても、乗り心地重視で選びたい。その方が実際にはロングライドが楽になると思っている。しかし、高価なカーボンフレームよりも、タイヤの空気圧を下げた方が、ずっと効果があるらしいが。まあ、趣味で買うものには、いろいろと理由をつける儀式が必要だ。幸いプロのライダーでは無いので、結果は求められず(つまり気分が良ければそれでOK)、気楽なものだ。

nice!(4)  コメント(3) 
共通テーマ:日記・雑感

ポンプ式シャンプーが水で薄まる [日常]

以前から気になっていた、ポンプ式シャンプーやボディーソープが使っているうちに少しずつ薄くなり、最後の方はパシャパシャになってしまう件。誰かが水を入れているんじゃ無いかと(うちの女房は実際にやりますから)疑っていたのだが、実際は違った様で、自然に水が混入していた事がわかった。そのメカニズムは以下の通り。

1.ポンプ式シャンプーは、ポンプヘッドを押すとシャンプーが出るが、当然その分中に入っているシャンプーが減る。減った分の体積は、外から空気を吸い込んで補うようになっている。密閉されているように見えるが、実はポンプの軸の周辺に隙間があり、そこから空気を吸い込む仕組み。その空気を取り込むあたりに水滴があると、空気と一緒に水がボトル内に侵入し、薄まってしまう。

しかし、ポンプで押し出す量は少量なので、その際に空気と一緒に吸い込む水の量はたかが知れている。パシャパシャになるほど薄まるのはおかしいと気がつく。問題は、ポンプを使用した時では無かった。

2.ポンプ式シャンプーをお風呂の高い場所に置いていれば良いが、低い場所に置いていると、シャワーのお湯がかかってしまう。シャワーのお湯は温度が高いので、ボトル内の空気が暖められて膨張し、ポンプヘッドの隙間から外に出て行く。その後、シャワーを止めると、外気で冷やされ、内部が減圧されて、外気を取り込む事になる。その際、ポンプヘッドあたりに水滴がついていると、それを一緒に吸い込んでしまう。この水の取り込みは、シャンプーを使う・使わないにかかわらず、お湯がかかったり止まったりするたびごとに生じるため、少量ずつの水の取り込みでも、蓄積され、かなりの量の水がボトルに入ってしまう。特に、シャンプーの残量が少なくなると、空気の量が増え、この膨張収縮の効果がより顕著になって、大量に水を吸い込む事になる。従って、シャンプーの残量が少ないほど、より薄まってしまうという、最悪の結果になる。
お風呂の室温の低い冬に熱いシャワーを浴びると顕著。ちなみに、夏でも熱いシャワーを浴びた後、水のシャワーをあびるなどという最悪のパターンをやると、一気に大量の水がボトルに浸入することになる。(我が家はおそらくこれが原因)

皆さん、身に覚えが無いだろうか。シャンプーの残りが少なくなって、そろそろ補充しなきゃと思った頃に、なかなか中身が減らず、でもどんどん薄くなってしまう現象を?そうなったら、諦めてさっさと残量を使い切り、補充したほうが良い。濃い界面活性剤は、細胞毒性が高いため、雑菌が繁殖しにくいが、薄くなると雑菌繁殖の可能性が高くなる。薄めた洗剤の長期保存は、危険である。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ドラマ、グッドドクターは実はAI医療のシミュレーション? [日常]

医療もののドラマは外さないというセオリー通り、グッドドクターを良く観ている。自閉症の小児科医という、本当にこんなケースがあるのか?という設定だが、良く観ていると、主人公はAIそのものという気がしてくる。自ら手を下した手術はできないが、画像診断や、各種症状からの患部の類推、治療法の提案、患者のカルテなどの詳細情報の記憶・提供、患者の家族の意思を無視した病名の告知など、AIによる医療が実現すれば起こりそうなことを彼がやっているように見える。つまり、自閉症の医者をほかの医者や患者が受け入れるかどうかは、まさにAI医療を受け入れるかどうかのシミュレーションになっているような気がする。
ドラマで見る限りは、非常に有用だ。是非実現してもらいたいと思う。レアな症例などもデータベースに入っていれば、医者の診断が格段に精度を増すと期待される。これからは、AI技術を制するものが勝つのだと、つくづく思う、今日この頃である。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

招待メールが分かりにくくなった [日常]

時々、国際会議での招待講演の依頼メールが来る。真面目な招待メールのほかに、一見招待と見せかけて、実は単に参加者を増やして、参加費を取りたいだけのスパム的招待メールもある。中には、セッションチェアーをしないかと誘って、運営を丸投げしようという手抜きの会議もある。さらにさらに、一見国際会議と見せかけて、実際には何も開催せず、参加費だけをだまし取る詐欺行為も横行しているという。ただ、この手の怪しげなメールは今に始まったことでなく、以前から時々届いていたが、そういうメールは臭いでわかるというか、いかがわしいメールにはそういうパターンがあって、それほど気を使わなくても、自然に排除できていた。そもそも、専門性の高い研究分野であり、そんなに頻繁に招待メールは届かない。しかし、最近はこの手の招待まがいメールが非常に増えた。もちろん、大半がいかがわしいメールなのだが、中にはちゃんと招待してくるメールも紛れていることもあるので、始末が悪い。以前は、メールのパターンですぐに分かったのだが、いかがわしいメールが学習して分かりにくくなったのではなく、まともな招待メールが、いかがわしいメールと見間違うようなものになってしまったという感じがする。以前は、まともなメールはちゃんとテキストベースで、淡々と内容が書かれていたが、最近ではHTMLメールで、画像付きで、何やら派手なフォーマットで書いてあるので、いかがわしいメールと区別がつきにくいのだ。まあ、それでも内容を読めば、判断は可能なのだが、それには派手なメールを真面目に読まなければならない。
というわけで、面倒になると、全部読まずにすっ飛ばすことにしている。当然まともな招待メールには、失礼な塩対応という事になるが、まあ、もう招待講演の数などどうでも良いので、気にしないことにした。しかし、面倒な時代になったものだ。


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

サドル沼からようやく這い上がれるか [日常]

人のお尻の形はそれぞれで、どれが自分に合うかわからないサドル。多くの方がはまるサドル沼だが、私もはまってしまった。GIANT純正のサドルは、中央のくぼみが無く、いわゆる尿道にやさしくない構造であったため、自転車購入後すぐにサドル選びから始めた。いくつか試したもので、気に入ったのがSELLE SMPの初心者向けモデルだった。しばらく気に入って使っていたが、徐々に壊れてきたことから、別のサドルを検討。ロードバイク用にはSELLEのHELLを清水の舞台から飛び降りたつもりで購入し、固めだがそこそこ気に入って使っていた。しかし、レーパンをランクアップし、お尻のクッションが一つ高級になったら痛くなってしまった。VELOのゲルサドルなども試したが、結局ずいぶん前に購入したVELOのSENSO Sprotsが一番合っていることに気が付き、現時点でのベストセレクションとなった。
サドルの選択は、なかなか面白いテーマである。個人差があるのはもちろんだが、そこそこオールマイティーな構造のものもありそうに思う。20年くらい前に、パリの安宿に泊まった際、まるでハンモックのようなベッドだったことがあった。最初、その構造に気が付かず、座ったらあまりにもコシの無いフニャフニャの感触に、壊れているのかと思った(安宿だったので)。しかし、実際に寝てみると、あらびっくり、最高の寝心地で、心配した腰痛にもならなかった。すっかりそのベッドが気に入ったのだが、その後ヨーロッパのどのホテルでも出会っていない。話がそれたが、サドルもこのハンモック構造のものが、おそらくベストなのだと思う。SELLEにこの構造に近い、超高級サドルがあるとか雑誌で読んだが、購入のターゲットになる価格ではなかった。で、安物に目を移すと、ゲル入りやお尻の形に湾曲した構造など、最初からお尻の形に合わせた構造のサドルと、一見フラットな座面だが、芯のプラスチックが柔らかめであるため、お尻を乗せるとやや湾曲して、接触面が広くなるタイプがある。SENSO Sportsは、後者のタイプで、一見フラットだが、座るとそこそこソフトである。後者のタイプの利点として、ゲル等が入っていないため、軽量で、安価である。形だけそっくりの中華サドルも多数販売されているが、微妙によろしくなくて、結局VELOのサドルに落ち着いた。実売価格は3500円程度である。中華のそっくりサドルだと、1500円程度で買えるが、微妙にだめだった。おそらくだが、どちらも中国製なのではないだろうか。製造コストは似たようなものだと思われる。結局、安く作れるから安く売るのではなく、高く売れるから高く売るというのが、この手の商品なのでは無いかと思うのだ。どのサドルも、製造コストは大差ない様に思う。薄利多売で儲かるほどマーケットが大きくないのではないかと思う。
自転車に乗ってしばらくすると、お尻やら太ももに筋肉が付いてくる。これが自転車に乗り始めたころと違うところで、このお尻の筋肉に干渉する構造のサドルは、お尻の筋肉をぐりぐりされるので、痛くなる。そもそも、お尻の痛みの多くの部分が筋肉痛で、頑張って漕ぐから痛くなるのだ。全然力を入れて漕がずに、ただ乗っているだけなら、結構長距離でもお尻はそれほど痛くならない。ペダリングで使う筋肉になるべく干渉せず、ある程度やさしくお尻を受け止めてくれる構造がベストなサドルという事になるのだろう。SELLE SMPの初心者向けモデルをいま使っても心地よくないのは、おそらくこの筋肉痛のせいである。湾曲した後ろの部分が、お尻の筋肉に干渉して痛くなる。何が言いたいかというと、結局ベストなサドルは、自分のお尻の変化でも変わっていくもので、いまのベストサドルが、来年もベストとは限らないという事だ。そういう意味で、サドル沼は永遠に続きそうな気配だ。
saddles2018.jpg
サドルの在庫の一部。ここに ないものが現在使用中のもの。購入後1回しか使っていないものもある。

vello-senso.jpg
現在ベストなVELO Senso sports  ロードバイク2台にはどちらもこれを装着している。
クロスバイクだと、重心が異なるため、このサドルはベストでは無くなり、別のサドルを使っている。ママチャリでは、500円のサドルがベストであった。1500円の高級(?)サドルは、全然使い物にならなかった。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

鬼怒川サイクリングコースでリコリスに遭遇 [日常]

自転車を始めた当初、ロングライドの目標として実家の小山まで自転車で帰ることを挙げた。霞ケ浦一周を何度か行っており、距離的にはすでに150kmを超えているので、つくばー小山往復は射程範囲の距離になるが、問題はコースだ。霞ケ浦のサイクリングコースは、自動車と共有とはいえ、交通量は少なく、信号機も無く、非常に楽に乗れるコースである。霞ケ浦に向かうのも、リンリンロードを使うので、一般道を走る距離は非常に短い。一方、小山に向かうときは、これまで自動車であり、自転車に都合の良いコースが思いつかない。一般道を長く走るのは危険であるため、かなり疲労する。信号機もつらい。
というわけで、せっかくのお盆休み、帰省のつもりで小山まで自転車で行くことを計画した。リンリンロードを北上して、最後西進するか、最初に西進して鬼怒川を北上するか。ネットで検索してみたが、鬼怒川のサイクリングロードは、かなり北の方の整備の話は見つかったのだが、石毛付近の道路がどうなっているのか、情報があまりない。小貝川のサイクリングロードは、利用者がほとんどいなくて、パラダイスらしいのだが、北に向かうと鬼怒川と離れてしまうので、好ましくない。というわけで、行ってみれば何とかなるさと、鬼怒川コースを選び、行ってみた。
で、行ってみると何のことは無い、なかなか快適なサイクリングロードが結城の近くまで整備されていた。季節柄、ちょっと虫が多かったが、なんとここも小貝川同様利用者がほとんどおらず、貸し切り状態だった。往路では一台も自転車に会わず、復路で1台すれ違っただけだ。行ったのは金曜日で、気温も少し下がった日なので、リンリンロードなら、おそらく賑わっていたと思うのだが。おかげで結城までは順調に進み、小山の街を一周して、実家には寄らずに帰ってきた。寄ってしまうと、ついつい遅くなり、暗くなってしまう恐れがあるためだ。高輝度のライトはつけているが、暗い中を走る装備になっていないのだ。これは、先日の箱根の夜のライドで痛感した。今回は、無事に往復することを最重要課題としていたので、いつものようにスピードにこだわることはせず、終始のんびり進んだので、体力的には楽だったはずだ。ガーミンもなんとリカバリータイム2時間と表示した。いやいや、100km走っているんだから、それほど楽じゃないんだけど、と思ったのだが。しかし、帰宅したあと1時間ほどしてとんでもない疲労感に襲われた。これまでロングライドしても、これほど疲れた事は無い。まあ、霞ケ浦やリンリンロードには、そこそこ休憩所があり、しばらくのんびりできるのだが、鬼怒川サイクリングロードやその他の一般道にはそういった施設は何も無いので、実は出発してから帰宅までほぼノンストップだった。給水とカロリー摂取のジェルを飲む以外には足をつかなかった(道に迷ってスマホを見るときも止まったが)。5時間程度自転車に乗り続けていたことになり、しかも一時期かなり気温も上がっていたので、実際にはかなりやばかったのかも知れない。
いずれにしても、コースは大体把握したので、次回は余裕をもって行けそうだ。鬼怒川はかなりの部分、堤防の工事を行っており、サイクリングロードも走れない部分が何か所かあるが、迂回路もまあ田舎道のため、自動車の通りも少なく、危険を感じるような道ではないので、安心して走れる。工事はいつまで続くのかわからないが、全部工事が済めば、なかなか快適なサイクリングロードが出来そうだ。昨今、自治体はサイクリングロードの整備に積極的なので、おそらく休憩所等も設置されるのではないだろうか。
さて、結城も近づいたところで、工事のため一般道に降りた。そこで目にしたのが下の写真である。ただの野原ではない、おそらくは農家の敷地内の畑の一部と思われる一角に、下のように花の咲き乱れる一角があり、目が吸い寄せられた。最初は作り物の風車かと思った。地面から茎が真っ直ぐ伸びて、その先端に花が咲いている。これまで見たことが無かったので、驚き、写真を撮ったのだが、スマホのカメラではあまり鮮明にとらえられなかった。帰宅後、ネットで検索した結果、ナツズイセンという花であることがわかった。春、芽を出し葉が茂るが一旦枯れて、夏に茎を出してその先端に花を咲かせるらしい。通常は、普通の草花に囲まれているので、それほど目立たないが、このように畑のようなところで、この花だけ咲くと、一切緑のないところに花だけが咲き乱れるので、なかなか圧巻である。桜の花の美しさに似た感動がある。英名をリコリスというらしく、アマゾンで検索すると、球根が販売されている。おそらく、農家では販売用に栽培しているのではないだろうか。ちょっと欲しくなった。
Licorice-1808.jpg
畑に咲くリコリスの花
このほかにもいくつか見慣れないきれいな花に出会えた。のんびり走るのも悪くない。


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

LifeLineの軽量チューブを買ってみた [日常]

実は先日35CのタイヤをWiggleで買った際に、一緒にLifeLineの軽量チューブを買ってみた。パナレーサーのR'AIRが雑誌で取り上げられていて、なかなかの評判だったからだ。R'AIRを買うことも考えたが、何しろ高いので躊躇していたのだが、LifeLineの軽量チューブは500円台と非常に安かったので、これで少し試してみようと、ろくに考えずにクリックした。で、実際に今日Defyのチューブを入れ替えてみた。タイヤパウダーを使うと良さそうな気がしたので、使ってみた。で、入れ替えて、空気を入れて、特にバーストすることも無く無事組み上がったのだが、交換している最中、見た目がこれまでのチューブと大差無い様な気がして気になった。そこで、真面目に重さを計ってみたところ、これまでのコンチネンタルの普通のチューブが96g、LifeLineの軽量チューブが83gだった(どちらもキャップ込み)。一応、軽量チューブの方が軽いのだが、まあ大した差が無い。13gの違いは、持っただけではよくわからない。チューブの太さが少し細いかなあという程度だ。もちろん、総重量1kg近くなるホイール全体では、13gの差がわかるはずも無い。雑誌のレポートでは、重さよりも乗り心地の改善や、変形のロスが減る効果が大きいという事だったが、ちょっと乗った感じでは何も違いを感じなかった。パナレーサーのR'AIRは、76gとあるので、もっと軽くなる。とはいえ、それほど大きな違いでは無い。ちなみに、LifeLineのチューブはバルブ長が48mmで、R'AIRと同じである。
明日、このチューブで走ってみようと思っているが、果たしてパンクしやすいのか?無事に走れるなら、まあ、一応少し軽いので、ヒルクライムには良いかも知れない。安いし。

2018.8.21 追記
その後、2度ほど筑波山に行ってきた。1度目は本気で不動峠を攻めた。2度目はつつじヶ丘まで頑張ってみた。その結果、どちらも最短時間の記録が出た(二日連続で行ったため、さすがにバテバテで、今日は休養中)。さて、これは軽量チューブのおかげなのか?その効果は結局わからずじまいだ。検証するには、同じような体調の日に、もとのチューブに戻して再挑戦という事になろうが、そんな気にはなれない。ただ乗った感じでは、記事で触れていたように、若干乗り心地が良くなった気がする。まあ、その程度である。100km以上走っているが、特に不具合は無く、パンクもしていないので、大丈夫そうだ。ダウンヒルで50km/h以上の速度になっても、不安は無かった。たしか、全品空気漏れのチェックをしてあると書いてあった気がする。おそらくは、その分少し高価なだけで、そのほかは先日の35C対応のチューブと本質的には同じもののような気がする。逆に言うと、他社製の普通のチューブもこの程度の軽量化はゴムの材質や製法を変えずに可能なのではないだろうか。シュワルベの軽量チューブは、さらに20gほど軽いようで、そこまで行くとかなりデリケートになりそうで、海外通販で安いのだが今のところ挑戦する気になれない。パンクやバーストのリスクを感じながらダウンヒルするのは心臓に悪い。やるなら、のんびり霞ケ浦1週でもするときに、普通のチューブを2本持ってやってみることになりそうだが、それでは軽量チューブの意味があまりない。
つつじが丘に行く際は、ツールドつくばと同じコースにしている。一昨年の結果を見ると、トップは私のタイムの半分に近い。つまり、平均速度は私の倍という事になる。フレームやホイールや、体重コントロールや、トレーニングでどうこうできる差ではない。まして、チューブの違いなど、誤差範囲でしかないだろう。でも、この少しずつ良くなっていくのが、素人には楽しいのも事実である。実は最大心拍数が少し上がった。これが最大の成果かも知れない。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

屋根裏アンテナを増強?(追記:意外な結末?) [日常]

およそ3年前、屋根裏に地デジアンテナを設置し、ほぼ安定した受信状態であったが、最近になって急速に受信状態が不安定になってしまった。特に、先日の台風の際にはブロックノイズが出まくりで、時々画面が真っ暗になることも発生しました。風が吹くと不安定になるという点、スカイツリーに向かって公園があり、そこに多数の(我が家の屋根よりも高い)高木が植えられていることから、おそらく、この3年で木が成長し、反射波の状況が変化したことが、最近の受信状態の不安定性の原因であると考えられた。もちろん、屋根裏に上り、数時間にわたりアンテナの位置、角度等を調整してみたが、すべての局をベストな状態にすることができず、最終的にテレビ東京に犠牲になってもらって、ほかの局は何とか受信できるようになった。
しかし、やはり風が吹くとやや不安定であり、ブロックノイズが乗るテレビ東京以外の局も発生する状況であった。アンテナの向きを変えれば、テレビ東京が映るようになるが、代わりに別の局が不安定になる。という状況だ。で、ふと考えた。という事は、角度を変えて2本のアンテナを立て、受信電波を混合してあげれば、どちらかでうまい具合に受信して、トータルで安定して受信できるのではないかと。で、こんなことはおそらく多くの人が試しているに違いないと、ネットで検索したのだが、意外にもチャレンジしている人は多くなく、我が家とはかなり条件が違う例しか見つからなかった。受信感度が足りずに2本のアンテナをスタックして感度増強するとか、比較的強電界地域だが、別の方角の局を受信するとかの案件で、我が家の屋根裏設置の状況と違ってあまり参考にならない。というわけで、あまり深く考えずに、とりあえずアマゾンで安いアンテナをクリックした。現在のアンテナは、1万円近くするかなり高感度のアンテナだが、2本目はスペースもなく、重さにも耐えられそうにないし、大きな投資をする気も無かったので、2500円程度の普通の20素子のアンテナにした。(なんと1kg以下)これを既存のアンテナと結合するために格安の2分配器を一つと、Fコネクタ等を購入した。分配器は、逆につないで混合器として使う予定だ。この手の回路は、インピーダンスのマッチングを行っているだけで、指向性は無いはずなので、逆につないでも機能するはずである。
朝ドラ終了から、甲子園放送開始までの1時間がアンテナ設置に与えられた時間だ。ちょっと短い気もしたが、実際には屋根裏が猛暑のため、1時間も作業できる環境ではなかった。で、過酷な環境のもと、とりあえずアンテナを設置し、結線し、向きを少々調整しただけで逃げ出した。本当はケーブルの長さを同じにしてつなぐらしいのだが、面倒だったので、5㎝ほど長さの違うケーブルで接続した。これが少々やばかったかもしれない。
結果:分配器越しに既存のアンテナのみを接続したところ、これまでの受信強度が65程度だったものが、61程度に低下した。これが分配器(混合器)による減衰の効果であると考えられる。ここに、新しいアンテナを既存のアンテナと同じ向きに設置したところ、受信強度は大幅に低下し、ほぼ受信不可能になった。どうも、2本のアンテナからの信号がお互いに打ち消しあっているようである。そこで、新しい方のアンテナを回して良さそうな向きを探したところ、ほぼ90°回したところで、とりあえず良さそうな感じで受信できるようになった。その際の受信強度は55程度だった。既存のアンテナ一本で普通に受信していた時の方が受信強度は高い。これは失敗かと思ったが、受信強度55程度で、どの局もほぼ変わらず一定であり、既存のアンテナ一本では映らなかったテレビ東京もほぼ同じ強度で受信できるようになった。また、風が吹いてもあまり受信強度が変化しないような「気がする」。もう一回台風でも来て、高木の集団を大きく揺らしてもらわないと、本当の安定性は評価できそうにないが、とりあえず日常的には悪くない状況となったと思っている。
結局、アンテナ2本を90°の角度で設置したところ、別の反射波をうまくとらえられたようで、偶然にも良さそうな状況になったようだ。絶対強度は下がってしまったが、この強度が安定したものであれば、テレビの視聴に問題はないレベルなので、OKだ。
というわけで、とりあえずのアンテナ2本増強作戦はぎりぎり成功の気配である。今後受信強度が不安定になるようであれば、例のアンテナケーブルの長さを調整する、さらに角度を調整するなどを、涼しい日に挑戦したい。こんな暑い日に屋根裏で作業すると、冗談でなく生命の危険を感じるし、天井に汗の池ができて、シミになりそうだ。

yaneura.JPG
屋根裏に設置した2本のアンテナ。写真でみるとなにやら余裕があるように見えるが、スペース的にはほとんど余裕がない、ぎりぎりの状態である。当然、ここでの作業はアクロバチックで、過酷だ。

2018.12.24 追記
クリスマスイブだ。もうすぐ紅白なのだが、季節が流れたせいで、また受信感度が落ちてきた。おそらく公園の木々が育ったか、葉が落ちたのが効いたか。いずれにしても、肝心のNHKがうまく映らない。これでは紅白が観られないというわけで、またまた屋根裏に忍び込んだ。夏と異なり、この季節はずいぶん快適だ。それでもちょっと作業をすると汗がにじむが。で、上記の2本のアンテナをいろいろいじれば何とかなると思ってやってみたが、どうにも良い解が見つからない。で、後から追加したアンテナを切り離し、元からある1本に戻してみたが、やはりだめ。じゃあ、逆に後から追加した安物アンテナにしたらどうかと試したら、これがなかなか良い。で、いろいろ試した結果、大型の高感度アンテナを外し、後から購入した安価な小型のアンテナ1本にしたら、大きく改善された。面白いことに、最適の方向も高さもこれまでと全然違う。想像だが、高感度アンテナは指向性が高く、反射波だらけの屋根裏ではうまい解が見つからず、逆に指向性の低いアンテナの方がいい具合の解があるのだろう。こうなると、もっと指向性の低い平面アンテナなどの方が具合が良いのかも知れない。
結局、良かれと思った高感度アンテナよりも安物のアンテナの方が良い結果になるという意外な結末になったが、まあ詳しい人なら当然の結果なのかも知れない。
とりあえず、めでたしめでたし。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

CS3200に35Cを履かせる [日常]

バブルのころ、雑誌にホイチョイプロダクションとやらの「見栄講座」なるものがあり、いろいろうんちくのある話を、面白おかしく書いてあった。中でも一番印象に残っているのが、車の話だ。詳しくは覚えていないのだが、マイカーは1台では足りず、TPOに合わせて数台用意しなければならないと主張する。要するに、彼女と海へデートに行く車と、スーパーにお買い物に行く車、通勤に使う車など、それぞれの用途に合わせて最高のものを持たなければならないという話だったと思う。そして最後に、筆者はもちろんTPOに合わせて数台(5台だったかなあ)のマイカーを持っていると、披露したのがすべてメルセデスだったという落ちだ。
こんな見栄講座ではないが、ロードバイクが良いなあと、通勤用の自転車をロードバイクに仕立て上げ、お買い物に使うちょいのり用のクロスバイクもいつの間にか、ロードバイクに似せて幅の狭いタイヤを履かせ、ハンドルバーを低く遠くし、前傾を深くしてロードバイクの姿勢に近づけようとしてしまう。しかし、すべての用途の自転車がロードバイクでは、上記の落ちのような話になってしまう。それぞれに個性を持たせた方が面白いだろうと、今回ちょいのり用のCS3200に35Cのタイヤを履かせることにした。さっそく、アマゾンで物色していると、意外にも値段が高い。ロードバイクで愛用しているのはGP4000SIIだが、これは海外通販で3500-4000円で購入している。これは私にとっては最高級のパーツである。しかるに、ちょいのり用バイクの35Cタイヤがそれに近い、もしくはそれ以上の値段なのだ。これは高すぎだ。それならCS3200にもGP4000S2を履かせるかとなってしまう(いや、それもいいかなあ)。問題は重さだ。DUROの格安タイヤもあるが、当然ワイヤービードで、かなり重い。だいたい700-800gはある。これにホイールの重さが加わるので、相当重い。いくらちょいのりでも、気分が沈む。パナレーサーに軽いタイヤもあるが、目が飛び出るほど高い。こうなれば海外通販かと、探し始めたら、WiggleにLifelineの安いタイヤが見つかった。一本1992円で、アラミドビード、パンク対策付きで重さも500g台だ。これは良いかもと、衝動買いした。チューブも必要だが、同じくLifelineのチューブが安い。一本342円だ。アマゾンでは、700円ほど出さないと35Cのチューブが無い。これは良いと、3本頼んだ。トラッキング無しの配送無料コースで、17日に到着予定と出たが、実際には10日に配達された。ちょうど1週間で到着したことになる。
実物を見たが、それほど悪くない。で、さっそく今日組付けてみた。まずは前輪から。タイヤは非常にはめやすく、いつもの調子で空気を入れたら、いきなりチューブが割れた。タイヤ交換には自信があり、トラブルは無いと確信していたのだが、あらら、だ。いや、気にはなっていたのだ。35c対応チューブの割に、25C用のチューブと同じくらい細く、軽い。重さが120gで、KENDAの32C用のチューブ132gよりも軽い。つまり、良く伸びるチューブだという事になる。だからと言って、裂けるか?気を取り直して、慎重に(いや、これ以上慎重にやりようもないほど単純な作業なのだが)再度組みなおすと、今度は裂けなかった。裂けなかったが、最初裂けたバルブ付近が十分に膨らんでいない。タイヤを触ると、少し隙間ができていることがわかる。乗った際に問題が出るほどの感じではないが、どうもバルブ部分の膨らみが悪いようだ。ここを無理に膨らませると、裂けるのかも知れない。1本めのパンクは、私の装着ミスの確率50%、チューブの不具合50%という感じだ。(追記:その後、断面を検証したところ、チューブの厚みは1㎜ほどなのだが、裂けた部分は厚みが0.1mm程度しか無かったことが判明。どうやら装着ミスではなく、製品の不具合の様だ。しかし、数年使ったKENDAのチューブで、先日類似の部分が原因不明でパンクした物を検証したところ、同様にこの部分の厚みが非常に薄かった。この部分は、バルブの付け根の硬い楕円状の部分とチューブがつながる境目の部分にあたる。どうもLifelineに限らず、このバルブの付け根付近の厚みは薄くなってしまうことがある様だ。そういう製造方法なのだろう。おそらく高級なチューブでは、こういう欠陥商品は検査で選別されているのだろうが、安物は検査がいい加減なので、こうして時々紛れ込むのではないだろうか。)パナレーサーの極薄チューブもバーストしやすいようだが、似たような状態かも知れない。バルブ付近は、膨らみにくい構造なので、空気を入れるにつれ、周りから少しチューブが寄ってきてくれた方が自然かも知れない。そのためには、タイヤパウダーをふっておく必要がありそうだ。パナレーサーの軽量チューブもタイヤパウダーをふるとバーストしにくいという話もある。
いずれにしても、35Cタイヤに履き替えた。まるでママチャリだ。確かにロード用の28Cよりも重いが、少なくとも街乗りではそう簡単にパンクしそうにないほどトレッドが厚いし、乗り心地もいいので、個性の範囲かも知れない。
35Ctyre.jpg
購入した35Cタイヤ もちろん、中国製である。別に問題は無い。

puncture-201808.jpg
パンクした1本目のチューブ はめる前に空気を入れてあるので、タイヤに挟まれるはずが無いのだが、何かの拍子に挟まったのかも知れない。もしくは、今一つの品質か。一本342円だから仕方がないか。(追記:上述の通り、不良品だった。予備を多めに買う必要がある製品だ。)

2018.8.25 追記
見栄講座など引き合いに出して、35C装着を語ってしまったが、その後何度か乗ってみて、もう嫌になっている。いや、重い。なんとも重い。いままでのタイヤはGIANT純正の28Cだったので、決して軽量タイヤというわけではないのだが、このLifeLineの35Cのタイヤは、よくよく見れば、MTBのタイヤじゃないかと思うほど太く、重い気がする。確かにパンクしそうにない分厚いタイヤなので、安心と言えば安心なのだが、実はこれまでもほとんどパンクしたことが無いので、パンク対策は私にとって全く重要ではない。常にパンク修理セットを持ち歩いているし、パンク修理は得意である。猛暑もあって、タイヤの重い自転車でトレーニングするという前向きな気持ちもなく、すっかり乗らない自転車になってしまった。さて、28Cに戻すか。うーん。この新品のタイヤを処理できればなあ。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感