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招待メールが分かりにくくなった [日常]

時々、国際会議での招待講演の依頼メールが来る。真面目な招待メールのほかに、一見招待と見せかけて、実は単に参加者を増やして、参加費を取りたいだけのスパム的招待メールもある。中には、セッションチェアーをしないかと誘って、運営を丸投げしようという手抜きの会議もある。さらにさらに、一見国際会議と見せかけて、実際には何も開催せず、参加費だけをだまし取る詐欺行為も横行しているという。ただ、この手の怪しげなメールは今に始まったことでなく、以前から時々届いていたが、そういうメールは臭いでわかるというか、いかがわしいメールにはそういうパターンがあって、それほど気を使わなくても、自然に排除できていた。そもそも、専門性の高い研究分野であり、そんなに頻繁に招待メールは届かない。しかし、最近はこの手の招待まがいメールが非常に増えた。もちろん、大半がいかがわしいメールなのだが、中にはちゃんと招待してくるメールも紛れていることもあるので、始末が悪い。以前は、メールのパターンですぐに分かったのだが、いかがわしいメールが学習して分かりにくくなったのではなく、まともな招待メールが、いかがわしいメールと見間違うようなものになってしまったという感じがする。以前は、まともなメールはちゃんとテキストベースで、淡々と内容が書かれていたが、最近ではHTMLメールで、画像付きで、何やら派手なフォーマットで書いてあるので、いかがわしいメールと区別がつきにくいのだ。まあ、それでも内容を読めば、判断は可能なのだが、それには派手なメールを真面目に読まなければならない。
というわけで、面倒になると、全部読まずにすっ飛ばすことにしている。当然まともな招待メールには、失礼な塩対応という事になるが、まあ、もう招待講演の数などどうでも良いので、気にしないことにした。しかし、面倒な時代になったものだ。


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サドル沼からようやく這い上がれるか [日常]

人のお尻の形はそれぞれで、どれが自分に合うかわからないサドル。多くの方がはまるサドル沼だが、私もはまってしまった。GIANT純正のサドルは、中央のくぼみが無く、いわゆる尿道にやさしくない構造であったため、自転車購入後すぐにサドル選びから始めた。いくつか試したもので、気に入ったのがSELLE SMPの初心者向けモデルだった。しばらく気に入って使っていたが、徐々に壊れてきたことから、別のサドルを検討。ロードバイク用にはSELLEのHELLを清水の舞台から飛び降りたつもりで購入し、固めだがそこそこ気に入って使っていた。しかし、レーパンをランクアップし、お尻のクッションが一つ高級になったら痛くなってしまった。VELOのゲルサドルなども試したが、結局ずいぶん前に購入したVELOのSENSO Sprotsが一番合っていることに気が付き、現時点でのベストセレクションとなった。
サドルの選択は、なかなか面白いテーマである。個人差があるのはもちろんだが、そこそこオールマイティーな構造のものもありそうに思う。20年くらい前に、パリの安宿に泊まった際、まるでハンモックのようなベッドだったことがあった。最初、その構造に気が付かず、座ったらあまりにもコシの無いフニャフニャの感触に、壊れているのかと思った(安宿だったので)。しかし、実際に寝てみると、あらびっくり、最高の寝心地で、心配した腰痛にもならなかった。すっかりそのベッドが気に入ったのだが、その後ヨーロッパのどのホテルでも出会っていない。話がそれたが、サドルもこのハンモック構造のものが、おそらくベストなのだと思う。SELLEにこの構造に近い、超高級サドルがあるとか雑誌で読んだが、購入のターゲットになる価格ではなかった。で、安物に目を移すと、ゲル入りやお尻の形に湾曲した構造など、最初からお尻の形に合わせた構造のサドルと、一見フラットな座面だが、芯のプラスチックが柔らかめであるため、お尻を乗せるとやや湾曲して、接触面が広くなるタイプがある。SENSO Sportsは、後者のタイプで、一見フラットだが、座るとそこそこソフトである。後者のタイプの利点として、ゲル等が入っていないため、軽量で、安価である。形だけそっくりの中華サドルも多数販売されているが、微妙によろしくなくて、結局VELOのサドルに落ち着いた。実売価格は3500円程度である。中華のそっくりサドルだと、1500円程度で買えるが、微妙にだめだった。おそらくだが、どちらも中国製なのではないだろうか。製造コストは似たようなものだと思われる。結局、安く作れるから安く売るのではなく、高く売れるから高く売るというのが、この手の商品なのでは無いかと思うのだ。どのサドルも、製造コストは大差ない様に思う。薄利多売で儲かるほどマーケットが大きくないのではないかと思う。
自転車に乗ってしばらくすると、お尻やら太ももに筋肉が付いてくる。これが自転車に乗り始めたころと違うところで、このお尻の筋肉に干渉する構造のサドルは、お尻の筋肉をぐりぐりされるので、痛くなる。そもそも、お尻の痛みの多くの部分が筋肉痛で、頑張って漕ぐから痛くなるのだ。全然力を入れて漕がずに、ただ乗っているだけなら、結構長距離でもお尻はそれほど痛くならない。ペダリングで使う筋肉になるべく干渉せず、ある程度やさしくお尻を受け止めてくれる構造がベストなサドルという事になるのだろう。SELLE SMPの初心者向けモデルをいま使っても心地よくないのは、おそらくこの筋肉痛のせいである。湾曲した後ろの部分が、お尻の筋肉に干渉して痛くなる。何が言いたいかというと、結局ベストなサドルは、自分のお尻の変化でも変わっていくもので、いまのベストサドルが、来年もベストとは限らないという事だ。そういう意味で、サドル沼は永遠に続きそうな気配だ。
saddles2018.jpg
サドルの在庫の一部。ここに ないものが現在使用中のもの。購入後1回しか使っていないものもある。

vello-senso.jpg
現在ベストなVELO Senso sports  ロードバイク2台にはどちらもこれを装着している。
クロスバイクだと、重心が異なるため、このサドルはベストでは無くなり、別のサドルを使っている。ママチャリでは、500円のサドルがベストであった。1500円の高級(?)サドルは、全然使い物にならなかった。
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