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先行のライダーが突然消失? [日常]

土曜日はまだ少し寒かったが良いお天気で、久しぶりに霞ケ浦に行ってきた。何も考えていなかったが、なんと日曜日はマラソンだったらしく、土曜日で正解だった。霞ケ浦が気になったのは、前回行ったときに大橋の近くを工事していたからで、その後通れるようになったか気になったからだ。で、実際に行ってみると、大橋の下を抜ける道路につながる新たな道路が完成しており、また、橋を渡った先の自転車道路も整備が進み、ずいぶん走りやすくなっていた。まあ、なぜか車両進入禁止の看板があり、その看板に従うなら、自転車も入れないことになるのだが、まあ、おそらく4輪はダメよということなのだと思われる。
いつものことながら、霞ケ浦はそこそこ風が強く、追い風では38km/h程度で巡行できるが、向かい風では25km/h程度まで落ちてしまい、フラストレーションがたまる。どちらかというと無風で、常時30-33km/hで巡行できれば一番楽しいのだが。まあそれでは自然の中で走る意味も無いようにも思うが。そんなこんなで80kmほど走り、もうそろそろおしまいというところで、前方に若いライダーが迫ってきた。見ると、ヘルメットもかぶらずフラットペダルのようで、しかしロードバイクであり、元気も良さそうだ。最初、向かい風だったこともあり、比較的スローペースだったので、徐々に追いつき、追い越した。しかし、そのあとその若者は少しペースアップした様で、再び私を抜いて行った。こちらもすでに80㎞、風と戦った後で疲れていたので、無理をする気もなかったのだが、前方に丁度良い速度の先行車がいると、不思議とついていこうという気持ちが出てきて、徐々にペースを上げて追走した。すると若者も徐々にペースを上げ、時折ダンシングを見せるなど、気合も入ってきたようだ。こちらも死にそうになりながら、追走し、気が付けば38km/h程度で巡行するレベルになっていた。もちろん、そのころには風は追い風に変わっていたのだが。老人の心臓は150bpmを超える勢いで、このまま続けるとマジで生命の危険があるかと思われるレベルだったが、いつも霞ケ浦の最後のコースはスピードが乗る風向きであることが多く、無理をするところだ。40km/h以上で巡行することもあるので、別に不思議ではない。が、そろそろ限界かと思われた急カーブの先で、その若者が忽然と姿を消した。かなりのスピードでコーナーに突っ込んだところまでは見えたのだが、その後路上駐車の車の影などで見失い、気が付いたら視界から消えていたのだ。さて、コーナーで吹っ飛んで事故ったのか、それとも突如猛スピードで別のコースに移行したのか(分岐点でもあったので)と非常に不思議に思ったが、ふと振り返ると、コーナーを抜けたところの川沿いの護岸斜面に自転車とともに座っており、くつろいでいるのが見えた。どうやら、コーナーを抜けたところで、数秒のうちに自転車を降り、それを担いで素早く護岸に降りたようだ。疲れて休みたかったのかなあなどと思ったのだが、よくよく考えると、後ろから鬼気迫る顔で追いかけてくる爺(私のこと)に恐怖を感じ、逃げたのかも知れないと気が付いた。一度抜いて抜き返されたことで、私が怒って追いかけていると思われたかも知れない。私は、この老体がぶっ壊れそうなハイペースを単に楽しんでいたのだが、そんな心の中ははたから見えるはずもなく、客観的に見れば、単に常軌を逸した老人だったかも知れない。少し反省した。
ちなみに、無理をして追い込んだ報いは当然あり、その晩は疲れすぎによる体の不快感でよく眠れないほどだった。病的に疲れたらしい。明らかに「健康に良い」レベルをはるかに超えていた。いやー、自転車は怖い。
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いつもの休憩ポイントでパシャリ
ちなみに、この高級サドルはやはり痛く、ヘナチョコライダーには、2000円の中華サドルが合っているようだ。
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空飛ぶペンギンはもう許されないのか [日常]

エイプリルフールといえば、木になったパスタを収穫するとか、ペンギンが空を飛ぶとか
どれだけ素っ頓狂な話に騙されるかが楽しみだったのだが、被害者意識が高くなりすぎた
昨今では、騙すことは非常に恐怖で、エイプリルフールといえども、そう簡単に宇宙人が
侵略してきたなどと言えなくなった。ような気がする。
こんなときに新たな元号とか、政府もなかなか大胆だなあと思ったのだが、まあ、ま
じめな連中なので、仕方がないのだろう。
以前は、ナノチューブで超電導が見つかったとか、楽しい話も書き込んだのが、今はかく
いう私でも怖い。いったい、だれがこんな世の中にしてしまったのだろうか。よくなった
のか悪くなったのかさえも、よくわからない。刺激が減ったのは確かだが、これは人間の
本能に反するものなのではないかと不安になる。人間に組み込まれた本能は、知性では割
り切れない生き残り戦術が組み込まれているのかも知れないのだが。
まあ、答えは次世代が出してくれるのだろう。老兵は消え去るのみだ。


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