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コーヒー業界の気になる英語? [日常]

コーヒーの生豆を買おうと、通販ショップをめぐっていると、おかしなカタカナ英語に出会う。「ウォッシュド」だ。水を使ったコーヒー豆の精製法の一つで、英語ならwashed だ。水を使わないのがナチュラル(Natural)で、こっちの表記は問題無い。所詮カタカナ英語なので、どれが正しいとも無いのだが、普通は「ウォッシュト」と書くのがしっくり来る。実際、コーヒーの書籍などでは、「ウォッシュト」と書かれている事が多い。校閲が入っているのだろうか。最後のshは無声音なので、edは濁らずに「ト」と表記するのが普通だろう。ところが、どの通販ショップでもほぼ「ウォッシュド」と書かれている。不思議だ。ネットで検索すると、もちろん「ウォッシュト」と表記しているコーヒーショップもあるが、やっぱりそうだよねーなどと読み進めると、「パルプドナチュラル」とか書いていて、ありゃりゃという感じだ。
いや、そもそも英語では無いのかも知れない。コーヒーの品種の一種であるロブスタ種は、カタカナ英語ならロバスト種だろうから、「ウォッシュド」も英語では無い発音なのかも知れない。エチオピアの地名もイルガチェフなのかイルガチェフィなのかイルガチェフェなのか、シダモなのかシダマなのか。それともそれらは別の地名なのか定かでない。コーヒーにかかわる国は非常に多く、言語も多様だ。そもそも何語で表記するのが一般的なのか、よくわからない。
英語を母国語とする方々は、アルファベット文字なら基本的に英語読みにすることが多いが、日本人は、どちらかというと現地語読みをすることが多いので、なかなか奥が深い可能性もある。コーヒーの生豆販売の店は、なんらかの形でコーヒー豆の輸入に携わっているはずなので、語学はそこそこ堪能なはずである。現地に買い付けに行った話も書いてあったりする。当然先方では日本語以外の言語でやり取りしているはずである。そういう方々が「ウォッシュド」などという英語を使うとは思えないので、何か深い理由があると思うのだが、今のところそれを解き明かす情報には出会っていない。不思議である。


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