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Alixespressあれこれ [日常]

BXTのカーボンフレームを皮切りに、必要なパーツ類をかなりの数量、Aliexpressにオーダーした。結果は、良かったり悪かったりだ。いくつかご紹介する。
コラムスペーサー:別にカーボン製が欲しかった訳では無いが、アルミ製は見つけるのが大変。で、面倒なので、カーボン製を頼んだ。BXTにあったので、オーダーしたのだが、まあ、これはそこそこまともだった。しかし、金額はamazonで買っても同じ。中国からの発送でも、amazonの方が若干早い気がするので、これはamazonが良さそう。
ディレイラーハンガー:専門店?みたいのなのがあって、各種取りそろえてある。なんと、BXTのSL1.0のハンガーは、BXTには売ってない(言えば売ってくれそうだが)ので、探してみた。なぜか2個セット販売が安く、2個で800円台だったと思う。数十種類のハンガーがあり、その中から、形で探してオーダーする。この、形で探すというのは、他の海外通販でもだいたい一緒のようだ。Aliexpressの良いのは安いところ。とりあえず、正しそうなのが届いたが、まだ試してないので、本当につけられるかは不明。
ZTTO製品:ZTTOというメーカーがあり、調べるとかなりの種類の製品を扱っている。どれもかなり安いが、非常に多くの品揃えがあるので、おそらくしっかりしたメーカーなのだろうと、安心して、クイックリリース、ステム、ついでにカーボンスペーサーなどを頼んでみた。写真で見た限り、真面目な製品に見えたのだが。届いた製品はとんでもなかった。クイックリリースは、レバーを締めていくと、一番堅くなる部分を通り越して、最後は緩くなってしまう。ほんの少しなら、レバーが勝手に戻らないように、どこのメーカーのものも若干は緩くなるかも知れないが、これが半端ない。ぎゅっとなったあと、するっと緩む。最後にそこそこの力で締め付けを維持するには、途中の最大締め付けを相当きつくしないといけなくなり、どこかが壊れそうなので、結局使わないことにした。カーボンコラムスペーサーは、5mmのものと、10mmのものをそれぞれ5個づつ買ったが、5mmの方はそこそこまとも、10mmの方は、まず高さが10mmのものが無い。ばらばら。しかもいびつ、汚い。というわけで、使い物にならない。まあ、安かったけど。ステムが1000円以下と爆安だったので、飛びついたのだが、さすが安物。ロードバイクに使える品質では無かった。コラム側の上と下で、明らかに直径が異なり、片方はきつくてはまらず、片方はガバガバで、これを適切なトルクで締めるのは至難の業。というわけで、ロードバイク用には、別のものを買うことにした。まさに、安物買いの銭失い。

カーボンドロップハンドルバー:とある有名なメーカーのブランド名がメーカー名になっているやばい製品。エルゴ型を買ってみた。これがなかなか具合が良い。仕上げは最悪で、カーボンシートの継ぎ目が丸わかり。そこからポキリと折れそうに見えるのだが、これが折れない(いまのところ)。171gと軽く、デザインは、とあるメーカーと全く一緒なので、当然good。というわけで、かなりやばい製品だが、エアロ型を追加発注してしまった。3500円を切る価格は、魅力だ。これは当たりだと思う。以前、カーボンのフラットバーを買ったが、直径がめちゃくちゃで、しかも薄すぎて、グリップをネジで固定しようとしたら、割れた。端の厚みは、1mmくらいだった。今回のは違う。それなりの厚みがある。
カーボンサドル:2種類買った。1個はまだ届いていない。安いので、それなりに使えればOKだと思っているが、なにしろこれもデザインはおそらくパクリなので、形状的には悪くないはず。どちらも2千円台。

で、まだ届いていないものもたくさんあるが、結局、カーボン製品は、デザインがものを言うやつは、パクリ製品ならまあそれなりのものが来る感じ。特に販売数が多い製品はまあまあ良さそうな気がする。しかし上記のZTTOは、評価も高く、販売数も多かったのだが、製品はひどかった。まあ、ママチャリクラスにつけるパーツと考えれば、納得のレベルだろうか。価格がそういうレベルなので、仕方が無いのかも知れない。
カーボンフレームは、3万円はやはり安すぎた感じ。その後いろいろ他の自転車とも比較したが、BB周りの剛性は、クロスバイクよりも低い。ダンシングしなくても、シッティングで踏み込むとフニャっとする。ガツンと加速してやろうという意思が伝わらない。しかし、軽いからか、まあそれなりにスピードには乗る。まあ、私の脚力ではBBの剛性が問題になるほどの推進力が無いということか。というわけで、壊れないなら、柔らかく乗り心地が良いBXTはありかも知れない。しかし、フレームがグワグワ変形するので、本当に壊れないのか心配。亀裂が入れば、一発という気がする。コラムやシートポストをカットしたが、繊維感に乏しい。かなりプラスチック的。削れた粉も黒くない。先日買った5000円の中華フォーク(Lixada)の方がまだましなレベル。最近では、中国も人件費が高くなったという事で、やはり6万円くらいは出さないと、しっかりしたフレームは買えないのだろう。しかし、6万円も出すなら、もう少し予算を足して、ちゃんとしたメーカー品の安売りを狙った方が安心な気がする。

でも、個人的には安物買いの銭失いというのが、実は結構好きだったりする。だめな製品を見て、初めて普通以上の製品のどこがすごいのかがわかる。原価は変わらないのに、なぜあんな強気の価格設定ができるのか、不思議なのだ。今回、安いフレームを買って、どこがだめなのか、いくつか新しい知見を得た。そういう目で見ると、ちゃんとしたメーカーのフレームはきちんと作ってある事が、写真を見てもわかる。



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