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クアラルンプールでPanMeeを食らう [日常]

まじめな感じのInvitationに、ついついOkしてしまった会議に出席するためにクアラルンプールに来ている。当初の案内では、そこそこ盛大な会議のはずだったようだが、昨今の国際会議詐欺の影響なのか、実際に開催された会議の参加者は少なく、しかも分野が多岐にわたっており、まあ、会議としてはあまり成功では無かったのだろう。しかし、会議全体は大掛かりでも、私の参加するセッションでは聴衆が数名とかいう会議も決して珍しくないので、こちらとしては驚くほどの事ではないが、主催した会社(どうもその手の会社が主催の会議らしい)がこれで経営が成り立つのか、ちょっと不安になった。会場は、シェラトンホテルで、いくら物価の安いクアラルンプールといえども、会場費やコーヒーブレークはそこそこの費用がかかりそうだ。まあ、私が心配しても始まらないが。当初は2日間フルに行う会議だったのだが、最終的に二日目は午前のみになり、公演時間もかなり延長された。まあ、おおらかな感じでよろしいが。ここは中国から来るのにもVISAが必要ない様で、中国からの参加者が大半であるが、ちゃんとカナダやドイツからも参加者がいる。民族としては中国系とインド系が大半だが。会議では中国英語とインド英語の応酬で、なかなか疲れる。お互いに聞き取りにくい様で、質疑応答が時々成立しない。私はといえば、中国英語もインド英語も慣れるのにしばらくかかるので、今のところ参加できていないが、あと半日で終わってしまうので、きっと最後まで参加できそうにない。クアラルンプールのお店の英語はずっと聞き取りやすい。ずいぶん前に、私の研究グループにマレーシアから学生が来て滞在したことがあったが、彼の英語は聞き取りにくかった。時々意味が分からず、英語の得意な秘書さんに通訳してもらったほどだ。そういう経験があったので、クアラルンプールの英語にもちょっと緊張していたのだが、実際には何という事はなかったようだ。
私は海外に長期滞在したことも無いし、基本的に英語はからっきしだ。しかしなぜか英語ができるのかと思われて、マシンガンの様に話しかけられることもある。ほかの人のやり取りをみていてもわかるが、通じなかったときに、ひたすら同じ言葉を繰り返す人が多い(特にインド系)。聞き取れないんだから、別の言葉に変えてみてもよいと思うのだが。まあ、わからない言葉が増えていくだけという気もするが。ちなみに、会議の座長は主催会社のメンバーで、インド系だ。発表が終わると、質疑応答が始まるが、questionではなくqueryという言葉を使う。これをインド系の発音でやられるので、最初何と言っているのかわからなかった。こういう使う単語の選択の違いというのも、コミュニケーションの障害になる。質疑応答が終わると、通常は発表者に再度謝辞を述べるのが慣例だが、この座長はそれをしない。そのため、講演の区切りが締まらなく、次の後援者への移行の流れがズルズルになる。このへんのやり取りを見ていると、どうも素人集団の会社っぽい。素人がなんでこんなことを始めたのか。まあ、もう関わらないので、私には関係ないが。
で、本題。会議の都合で、シェラトンに宿泊しているが、私は貧乏人なので、このホテルのものを何か購入する気はさらさらない。地図を見ると、目の前にフードコートがあるようなので、行ってみた。場所は道を挟んで向かい側なので、本当に目の前なのだが、この道が渡れない。2百メートル程度歩いて、大きな交差点を渡る必要がある。しかし、ここはマレーシアだ。ホテルの中はジャケットが必要なほど寒いが、外は蒸し暑い。しかも、交通量が半端ない。こういった状況で、数百メートル歩くのは、気が重い。実際、シンガポールもそうだが、歩いている人は多くない。以前、シンガポールのホテルで、スーパーマーケットの場所を聞き、2kmくらいなので、歩いていくと言ったら、心底驚いていた。それだけ歩くと、取り返しがつかないくらい、汗だくになるのは確かだ。今の私なら歩かない。
で、ぐだぐだしながら、ようやく向かいのビルにたどり着き、地下のフードコートに行ってきた。スーパーもあって、お目当ての土産(ひまわりの種)もしこたま購入した。なぜか、ここでは味付きのひまわりの種が安く、おいしい。シンガポールでも売っているが、ほかの国では見たことが無い。今回の目的は、このひまわりの種を買う事だったのだ。で、ついでに晩御飯を食べて来た。回転ずしや、韓国料理などいろいろあるが、どこもガラガラで、まずいのか?と思ったが、現在ラマダンである事を思い出した。日が出ている内は、観光客以外は食べに来ないのだ。(まだ日没前だった)おかげで、ガラガラの店内でのんびり食事ができた。食べたのはPanMee。麺が食べたかったのだが、どれも辛そうで、辛くないやつを聞いたら、これを勧められた。たしかに辛くなかったのだが、それはそれで少し寂しく、少しは辛いのにすれば良かったかもと後悔した。店構えは全然本格的では無いのだが、味はそこそこ美味しかった。こういう地元のチープな食事が一番である。お値段はサービス料込で10.5リンギット、約300円だ。ちょっと高めだろうか。シェラトンの部屋に置いてあるカップ麺と同じ値段だ。
PanMee.jpg
お味はまあまあ

ちなみに、この投稿はアマゾンで買った1000円くらいのSIMを使っている。なかなか快適だが、パケットの残量がわからない。お知らせのSMSが届いたのだが、現地語でさっぱりわからないのだ。まあ、google翻訳を使えばよいのだが。

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