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TNI シートポストLW168は台湾製 [日常]

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久しぶりにLogicでロングライド

ステムさがしで苦労しているが、ステムと同様になかなか良いのが見つからないのがシートポストだ。今回、TNIのカーボンシートポストを買ってみた。アマゾンで8000円ほどだった。TNIはアメリカブランドだが生産は台湾らしく、Made in Taiwanのビニール袋に入って納品された。販売は国内の業者なのだが、梱包はビニール袋とプチプチのみ。TNIと書かれた箱やタグなどは一切無い。締め付けトルクなどに関する情報も一切無く、代理店のwebにも記載が無い。代理店に問い合わせたというブログを見つけたが、回答はトルクについてはよろしくやってくれというものだったらしい。
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シートポストのやぐら部分

円弧状に成型されたカーボンポストに、レールを挟み込む二つのアルミのやぐらを二本のねじで固定するタイプだが、位置固定は摩擦によるものなので、締め付けが緩いと動いてしまう。円弧部分のカーボンは中空では無いので、かなり締め付けてもカーボンの方は大丈夫そうだが、アルミのやぐらはかなり華奢なので、こっちが変形しそうだ。そもそも、レールがはまる溝にバリが出ていて、ちゃんとはまらなかったので、やすりで削ってバリを除去した。カーボンポストの成型はかなり上質だが、全体としての仕上がりは、一流メーカー品と中華パーツの中間程度、まあ、価格もそういう価格なので、当然といえば当然かもしれないが。結局締め付けトルクは不明なので、手加減で締め付けた。二本のねじを交互に締めていくと、締めてもトルクが上らない感触がしばらく続く。おそらくやぐらがたわんでいるのだと思う。この際のトルクは、ちゃんと固定するのにはまだ少し足りない感じなので、もう少し締めこむと、やぐらの変形が終了し、トルクがかかり始める。ここから先は、やぐらの塑性変形が始まりそうなので、その辺でやめた。おそらく、5 ~ 6 N・mくらいだと思う。念のため、やぐらとポストの接触部分にはファイバーグリップが塗ってあるが、その面積は非常に小さい。
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シートポスト先端の構造。なかなか凝った造形だ。ちょっとだけしなりそう。

このシートポストを選んだのは、Brand-Xよりもまともなシートポストが欲しかったのと、カーボンらしく若干のしなりを感じられるのではないかと期待されたためだ。通常、シートポストは乗り心地に貢献することはほとんどなく、きっちりとサドルを固定すれば上出来なのだが、GIANTのD-Fuseのように、めちゃくちゃしなって乗り心地に貢献するポストも存在する。で、このTNIのポストは若干しなりそうな構造なので、期待できるというわけだ。さっそく日曜日、100㎞ほど走ってきたが、ちょっとだけしなって乗り心地に貢献しているような気がした。まあ、もともと乗り心地の良いクロモリのLogicに装着し、柔らかいBrand-Xのサドルを使ったので、本当のところはよくわからないのだが。走行距離80㎞あたりから、タイムトライアルで必死に漕いだので、筋肉痛もあって最後は若干お尻が痛くなったが、それまでは完全に無痛だったので、全体として相当乗り心地は良い。特に、段差で大きく揺れた際に、カーボンらしい振動の減衰をお尻で感じた。
このシートポストの最大の欠点は、角度を調整すると、前後に移動してしまうことだ。サドルの位置調整はかなり微妙なので、若干合わせにくいと思う。実はほぼ同時にEC90とかいう中華シートポストも買った。価格はAliexpressでTNIの1/4くらいだ。つくりは当然中華レベルだが、角度調整機構はこっちの方がよさそうな感じだ。可動域が極端に狭く、しかも偏っているので、装着するサドルが制限されるが、意外にもこれが使い勝手が良い気もする。今週、週末の天気が良いので、テストしてみるか。

2020.10.29 追記
上記のEC90のシートポストは角度調整の可動域が狭すぎて、前傾にしか固定できなかったので、通勤用に格下げして使用している。(サドルが異なるので、なんとか使える)やはり粗悪な中華パーツはなかなか使い物にならない。(取り付けねじの部分は何らかの改良をしないと、ちょっと危険なレベルだった。)
代わりに、最近購入したGUB1180のサドルを使ってみたところ、これがなかなか具合が良い。amazonで2800円もしたが、Aliexpressでも2000円以上はするので、面倒なので、amazonで2個追加で買っておいた。GUB1180は、いわゆるPowerサドルにそっくりな製品群の一つだが、いわゆる中華パーツのレベルを少し超えていて、非常に具合が良い。ただ、GUB1180で検索すると、もっと高額のサイトが表示されるので、ひょっとすると、Powerそっくりに作ったGUB1180にそっくりに作ったコピー品かも知れない。なんだかややこしい事になっている。
まあ、GUB1180はPowerとは素材が違うと思うので、そもそもこの業界どこまでが合法なのか良くわからない。サドルなんて、まあどれも似た形をしているとも言えるし。ハンドルバーに至っては、ほぼ同じ形と言っても良いかもしれない。人気のパーツは、微妙な形状や構造の違いと構成部品の素材の違いで、機能の違いを生み出しているのだから、同じようなデザインでも、詳細な構造や素材が違えば機能が変わり、ロゴも違っていれば、まあ、単純なコピー品とは言えなくなるのではないだろうか。ユーザーも、GUB1180をPowerと間違って買うことは無いと思うので、コピー品と言えるかどうか。最終的には裁判でもやらないと白黒つかないのかも知れないが。
いずれにしても、Brand-Xのレディースカットアウトサドルよりもロングライド向きな印象だった。

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C17 Zonda, 2-way fit、そろそろか? [日常]

GP5000TLの販売開始により、ロードバイクのチューブレス化の波は大きくうねりだしたと思っている。(少なくとも私的にはそうだ)いま、新しいホイールを買おうかと思ったとき、チューブレス対応で無いと全く買う気が起こらない。これまで私は、レーシング3+ラテックスチューブで問題無しと言って来たが、先日スローパンクに見舞われて、若干心が折れてしまった。そう、チューブは必ずパンクする、のだ。ずいぶん前に買ったDT-SWISSのスプラインDBがチューブレス対応だったのに、最近買ったレーシング3がリムに穴が無いにもかかわらず、チューブレス対応でないのが非常に気に入らないのだ。人の心は移ろいやすいものだ。うんうん。
おそらくだが、この心変わりは世界的に広がってきているのではないだろうか。それを裏付けるように、最近zondaの安売りが目立つ。最安値では3万円台前半と、爆安だ。これは、もうしばらくすると、売れなくなるという市場原理を反映しているものと思われる。つまり、この年末商戦に向けてカンパはZonda 2-way fitを投入してくるつもりでは無いだろうか。これが出てきて、ある程度価格がこなれれば、もう現行Zondaは売れなくなる。だからその前に売り逃げしようという腹だろう。だいたい、Zondaやレーシング3はスポークが細くなって格好悪くなり、しかもチューブレスにも対応していないとなると、購買欲はがた落ちだ。逆に言えば、いま、チューブレス対応のZondaがでれば、私は多分買う。スポークを再度太くしてくれれば、多少重くなっても絶対買う。同じ気持ちの人は少なくないのでは?
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エスケープを再びドロップハンドル化 [日常]

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しばらくブルホーンで楽しんでいた通勤用のエスケープだが、7S化でシフトチェンジがろくろくできないのが徐々にストレスになってきたので、再度ドロップハンドル化することにした。幸いXeliusを先日Di2化したため105のSTIやRDが余っていたのだが、クランクがない。前回のドロップハンドル化では余ったホローテックのクランクがあったのだが、ロードバイクが1台増えたため、今は余っていない。というわけで、アセラのチェーンリングのインナーを1枚はがし2速にし、BBを110mmに変更して対応することにした。(これを考えつくのに2週間かかった)
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以前110㎜のBBを間違って2個も買ったので、超余っているのだ。チェーンリングをフレームに近づけることで、ロード用のFDが使えるようになる。(実は余っているFD5800を使おうと思っていたのだが、SORAのFDも余っていたので今回はそれを使った。SORAのFDはストロークが大きいので、フロントはトリプルのままでも対応できる。)
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つまり、11S用のRD,9s用のFC,FDの組み合わせになる。STIは11Sなので、当然CSは11Sになる。
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11-32Tが余っていたので、RS21に組み込んだ。当然チェーンも11S用でなければ収まらない。さて、問題は11Sチェーンが9Sのフロントチェーンリングに適合するのかだが、ネット情報によれば、9Sチェーンと11Sチェーンの内幅は同じで、異なるのは外幅だけだという。というわけで、原理的に収まるはずなのだ。実際、この組み合わせで問題なく稼働できている。アセラのFCのチェーンリングの間隔はロード用とは若干異なるかも知れないが、FDの調整で何とかなる。
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というわけでドロップハンドル化完成である。先日組んだハブダイナモホイールを組み込んで、Vブレーキにシマノのライトを装着してある。VブレーキをSTIで引くので、指一本でロックするほど効くが、らくちんなだけで問題無し。ただ、キンリンのリムのブレーキフェースは幅が狭いので、通常のVブレーキシューでははみ出してしまう。カートリッジ式のシューは幅が狭いので、それに変更した。
ドロップハンドルはとりあえずGIANTのアルミ製にしたのだが、もうすっかり体はカーボンハンドルバーに慣れてしまっていて、硬すぎて手が痛い。天気が良くなったら余っている中華カーボンハンドルバーに変更の予定だ。(下記のKalloyのステムはそのためのものだ。精度の悪いGIANTのステムではカーボンバーを壊してしまうので。)


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Brand-XのMTBステムはKalloyのAS-007Nらしい [日常]

短いステムが欲しくて探していたのだが、なかなか安くて良いものが見つからず、苦労していた。しかし先日、ようやくKalloyのステムがそこそこ良さそうで、お値段もまあまあなのを見つけ、Amazonで購入してみた。60mmのステムはやや割高で、2800円くらいした。これでもステムとしてはかなり安いほうだ。で、今日届いたステムを眺めていたら、どこかで見たような気がしてきて、Wiggleにアクセス。Brand-XのMTBステムを見ると、あら不思議、形がそっくりである。重さもほぼ同じ。おそらくBrand-XのMTBステムはKalloy製ではないだろうか。で、肝心のお値段だが、Brand-xのステムは1139円、サイズによる違いも無い。まったく同じ仕上げ精度かどうかはわからないが、AmazonのKalloyのほぼ半額だ。評判も悪くない。(よく見たら、road用ステムも同じデザインで、長さと価格が違うだけだ) Wiggleで送料無料にするには1万円近く買わないといけない。ステムのまとめ買いでもするか。
Brand-XのサドルもVELO製で格安でお気に入りなのだが、お気に入りのレディスサドルが無くなってしまったようで残念だ。まだ5個しか買って無かった。ステムばかり買うわけにもいかないので、さて何か他に良いものはないか。

ちなみに、GIANTのエスケープRX2(2015)についてきたシートポストもKalloy製らしい感じだ。このシートポストも結構気に入っている。安いので、ロード用に買おうかと思っているほどだ。今後Kalloyの製品を少し試してみたい。

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