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カーボンフォーク、コラムカットした断面を比較してみた [日常]

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写真は、3種のカーボンフォークのコラムの断面の様子である。左から、Lixada、BXT、エディーメルクスのムーラン69のコラムである。一見すると同じようだが、良く見るとかなり違う。LixadaとBXTは中国製、エディーメルクスは台湾製だ。実際の使用感は、LixadaとBXTはかなりソフト、エディーメルクスはかなり硬い印象だ。
で、断面を見ると、興味深い。Lixadaは最初使った時、あまりにふにゃふにゃで心配になったが、断面をみると、BXTよりはかなりましだ。まず、断面がほぼ真円である。一方、BXTはかなり多角形的で、ステムが均一に当たらない。しかも、コラム厚が、Lixadaは均一だが、BXTはところどころ薄いところがある。(ちなみに、白色の部分は、最近の製法で使われる、風船の代わりに入れているスチロールか何かの残骸だと思われる。黒い部分だけがカーボン。)ただ気になるのは、Lixadaの断面の内側は、エポキシがきちんと入っておらず、繊維が浮いている。なお、カーボン層のLixadaとBXTの厚さはほぼ同等だが、エディーメルクスのものは、若干厚い。もちろん、断面も真円である。たしか、お値段はLixadaがフォークのみで5000円程度、BXTとエディーメルクスはフレームに付属で、フレームとの合計価格は、BXTは3万円、エディーは10万円だ。こうしてみると、BXTのフォークの単価は、おそらくLixadaよりも安そうだ。そう考えると、品質と価格はだいたい対応している感じだ。ちなみに、叩くと音は全く違う。一番やばそうなプラスチックな音がするのはBXTだ。一応T800を使っていると書いてあるが、ちょっと信用できない。
こうやって3本比較すると、やはりエディーメルクスは信頼できるが、LixadaとBXTはちょっと不安になる作りだ。しかしこんな状態でも、いままでのところ特にトラブルもなく、使用できている。むしろ、エディーメルクスはやや硬すぎる印象ですらある。ちなみに、GIANTのDefyのコラムはアルミ製で、フォーク全体の印象は一番硬い。

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