SSブログ

リムブレーキの方が良いかも [日常]

最初に買ったロードバイクがDefyで、ブレーキがSpyreだった。あまりにも効きが悪くて、油圧化を検討し、最初ワイヤー引き油圧のブレーキに変更し、その後STIから油圧に換えて、満足した。最終的な効き具合はVブレーキを凌ぐもので、十分満足したのだが、今回、BXTにアルテグラのキャリパーブレーキを装着し、不動峠の下りで検証した結果、こりゃあリムブレーキの方が良いかも知れないと思った。リムブレーキとディスクブレーキを比較する場合、フレームが変わってしまうので、ブレーキとしてどちらが良いかを比較するのはなかなか難しいように思う。最近のトレンドがディスクなので、雑誌の記事はディスク推しだが、いろいろとデメリットも多いのも事実だ。しかし、ブレーキの効き具合というのは、安全に直結するので、良く効くブレーキが正論という感じで、世の中動いている。しかし、私のように晴天が保証されている時しか乗らない、張り子の虎は、雨天時の性能は問題にならない。ましてや、雨天時のダウンヒルは完全に想定外だ。こういう条件では、実はディスクブレーキとキャリパーにそんなに違いは無い様に思う。そして今日、アルテのキャリパーで不動峠を降りてみて、Defyで降りるときよりもずっと楽に降りられた事で驚いている。平地で、普通にブレーキをかけると、圧倒的に油圧ディスクの方が良く効く。最初160mmのローターを付けて試したが、効き過ぎるので、140mmに変更したほどだ。しかし、このガツンと効くディスクが不動峠の下りになると、徐々に効きが悪くなる。これは、これまでも何度も経験している。おそらくはローターの温度上昇の問題だと思われる。シマノのアイステックのローターを使うと改善されるが、完全では無い。(最近はあまり試してないが)これは、ローターの熱容量が小さいためだと思われる。ローターにくらべ、リムはかなり大きく、重く、冷却効率が良いように思う。そのためかどうかは知らないが、不動峠の下りの後半になると、リムブレーキの方が効きが良く、しかも安定している。減速後、さらに絞り込んでほぼ停止するという動作で、思った通りの減速をしてくれるのは、リムブレーキの方だ。この辺の安心感もあり、リムブレーキは非常に楽に降りられた。不動峠は、全長4kmも無い短いコースで、斜度もそれほどきつくないので、それほど過酷な下りではない。しかし、道が細く、斜度がほぼ一定で緩くなるところがあまりなく、見通しの悪いコーナーが多く、自転車やランナーも多いので、要するにスピードが出せない。そのため、下りの際にはずっとブレーキをかけ続ける様な状況になり、ブレーキへの負担はかなり大きなコースになっている。そのため、いつもここでブレーキの感触を試している。
ブレーキの効きに、大きなアドバンテージが無いとすると、油圧ディスクの欠点が大きなマイナス要素として浮かび上がる。何よりも大きな問題は重さだ。ディスクブレーキ対応ホイールは重い。リムブレーキ仕様に比べ、50g以上重いのではないだろうか。しかし、これはローターの重さを含んでいない。ローターが確か150gくらいあるので、全体ではかなり重くなる。まあ、ローターは中心付近にあるので、慣性モーメントは大きくないが、全体の重量増には影響がある。意外にどこにも書かれていないが、私が気にしている欠点が、「音」だ。一つは、ブレーキをかけた時の作動音。これはリムブレーキに比べてかなり大きい。もう一つが、フレーム内を通っている油圧ホースがフレームに当たる音だ。高級なロードバイクはどうか知らないが、少なくともDefyは、かなり音がする。これは避けがたいものだ。油圧ホースは、圧力に耐えるようにやや堅めのホースで、それがカーボンフレームの中を通るが、ワイヤー引きと異なり、ホース全体を通すことになる。しかも、引っ張る訳では無いので、いわばホースは普通にぷらんとしているので、振動でフレームに当たって、音がする。ロードバイクで走行中にカタカタ音がするのは、気になって仕方が無い。当然静かな方が良い。その点、リムブレーキでは、フレームに入っている部分はインナーケーブル(+ライナー)になっており、そこはテンションがかかっているので、音がしない。この差が私には結構大きい。おそらく、フレームもディスク対応の方が重いはずだ。フォークの先端やリアエンド付近の通常細い部分にディスクブレーキのキャリパーが装着され、そこに大きな力がかかるので、フレームやフォークの強化が必要になる。リムブレーキでは、比較的容易に強度が稼げる部分にキャリパーが付くし、そもそもホイールの最外周部分を制動するので、かかる力も大きくない。
というわけで、これまでディスクブレーキ推しだったのだが、今回の経験で、リムブレーキ推しに変わりそうだ。こんなに効くとは思わなかったというのが正直な感想だ。安物のVブレーキよりも断然良い。やはり、アルテグラのごっついアームは伊達じゃ無いという事なのかも知れない。

new-saddle-2018.jpg
ちにみに、カーボンサドル。写真を載せるのをためらわせたサドルだが、今日試しに50kmほど乗ってきた。レーパンを履いているので、クッションはある。これまで、サドルとレーパンのダブルクッションで、無駄じゃ無いかと思っていたのだが、さすがにカーボンサドルは堅く、道路の凹凸がダイレクトにお尻に伝わってくる感じだ。しかし、痛いのかといえば、うーん、それほどでも無い。特に、後半感触に慣れてくると、それほど違和感も感じなくなった。今日は50kmだったが、もっと長距離でも大丈夫かも知れない。通常のサドルでも、80kmあたりからはお尻が痛くなるので、そんなに違わないかも知れない。というか、通常のサドルでお尻が痛くなるのは、どちらかというと、お尻の筋肉がサドルの座面と干渉して痛い様に思う。今回のカーボンサドルは、座面形状が細身で良い感じなので、筋肉への干渉が少ないように思う。だとすると、骨への痛みが強くなければ、ひょっとするとこちらの方が、長距離でも痛くない(かもしれない)。まあ、次回は少し長距離に挑戦して見る予定である。ちなみに、BXT、BB周りは柔らかいが、シートポストは意外としっかりしていて、そんなに柔らかくない。DフューズポストのDefyの方が、ずっとクッションが良い。Defyにこのカーボンサドルを付けると、効果的かも知れない。ただ、このやばいサドルを再度購入すると、今度は確信犯になってしまうのが、ちょっと怖い。



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

秋の実り [日常]

久しぶりに不動峠に登ってきた。BXTのフレームがフニャフニャでロスが多くてヒルクライムには向かないのではないかと思っていたのだが、実際にやってみると、決してそんな事はなく、十分楽しめた。実際、途中で一回若者に追い越されたのだが、再度抜き返す余裕があった。タイムこそ、ベストよりも1分ほど長かったが、最近体重が増えているのと、ホイールがRS21だと言うことを考慮すると、決して遅くない。むしろかなり良い感じだ。まあ、ヒルクライムでは軽さが命。カーボンサドルで100gほど軽量化したので、Defyよりも少し軽いくらいのはずなので、当然と言えば当然の結果かも知れない。後は、軽量ホイールを使えば、もう少しタイムが縮みそうだ。フレーム、フォーク、シートポスト、ハンドルバー、サドルをすべて中華カーボンでそろえたので、安上がりのカーボン自転車になっている。
で、気分が良くなったので、帰り道は少し寄り道をして、いつもと違うコースに行ってみた。途中、めずらしいミカンの木を見つけて、写真を撮った。
mikan-2018.jpg

ああ、実りの秋だなあと、さらに自宅の近所の柿の木でまたパチリ。
Kaki-2018.JPG

今日のテーマは秋の実りだぁと満足していたら、ちかくに居たその柿の木の所有者とみられる女性が声をかけてきた。曰く、柿をくれるという。「写真だけじゃあねぇ」ありがたい話だが、なにしろこちらはロードバイク、余分な装備は一切無い。つまり、柿をもらっても持って帰れない。事情を説明したのだが、まあまあ、「枝ごとあげるから、ハンドルにもで引っかけて行けば」、とハンドルにかけてくれた。おかげで、BXTは柿号に変身した。「まあ、でも柿泥棒にみえるねえ」って、確かにそうだ。このへんは本当に良い人が多いなあ。
kaki-BXT-2018.jpg

しばらく待った方が甘いとおっしゃっていたのだが、待ちきれずに早速一個いただいてみた。確かにやや硬かったが、十分甘くておいしい柿だった。たくさんいただいたので、しばらく楽しみだ。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感